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留学センターについて

留学センターについて

2017/10/1 更新

留学センター(留学エージェンシー)は、これから留学をしようという人にとって、その留学の成否を決めてしまうほど大きな存在です。

しかし、これら留学センターについてあまり詳しく知らない人が多いため、後々後悔しないためにも、この機会に是非知っておいてください。 知ってると得することもたくさんあります。

留学センターとは

まず、「留学センター」って何? っていう人のために。 本サイトでは、「留学センター」と呼んでいますが、他のサイトや、雑誌等では、以下のような呼び方をしている場合があります。

  • 留学センター
  • 留学斡旋業者
  • 留学エージェンシー/エージェント

呼び方は違いますが、これらは全て同じで、これから海外で勉強、生活をしようとしている人たちを有料、または無料でサポートしているところです。

例えば海外の学校。通常、海外の学校に行こうとした場合、事前に学校の情報収集はもちろん、学校とのやりとり(日本人がいない学校の場合は英語で)、入学手続き、ビザの手続き関連、ステイ先の手配などの準備が必要になってきますが、それら面倒な作業を全て代行またはサポートしてくれるのが、「留学センター」です。

自分で全てやるという人は、留学センターを利用する必要はありません。

留学センターの仕組み

通常、留学センターには「カウンセラー」と呼ばれる人がいて、留学のカウンセリングを行いますが、その資格は曖昧で、 「留学経験者」と言ってはいるものの、1ヶ月のプチ留学だったり、ワーホリ経験者というだけだったりするケースが多いのが現状です。

そんな理由もあってか、2004年には、「NPO 留学協会」が認定する「海外留学アドバイザー資格認定試験」というものが実施されるようになりました。

「海外留学アドバイザー(RCA = Ryugakukyokai - Certified - Adviser)」とは、海外へ留学する留学生に対し、適切かつ信頼のおける提案、指導ができるための海外留学に関する基礎的な経験・知識・資質を有していることを NPO留学協会が認定する民間資格です。 現時点、留学業界においてこの資格の認知度/必要度はそれほど高いものではありません。

留学センターは、生徒を紹介することで学校から「コミッション(紹介料)」をもらい、それが主な運営資金となっています。学校によって、または過去の実績によってもその金額は異なってきます。 中には、年間特定の人数以上を紹介することを条件に特別なコミッション額で契約している場合もあり、 結果、相談者個人の個性や希望を尊重した学校選びというより、会社の利益を重視し、まとめて何人も同じ学校に紹介するという状態になっているところもあります。

留学センターの種類

一般的に、留学センターには、大きく分けて 以下の 3タイプが存在します。

  • 日本版
    日本にオフィスがあり、現地にはオフィスは無い。現地サポートはオンラインや提携する現地の留学センター。
  • 現地版
    現地にオフィスがあり、日本にオフィスは無い。日本からの相談はメールや電話。
  • 日本 & 現地版
    日本と留学先両方にオフィスがある。

これら留学センターには、それぞれ特徴があり、うまく利用しないと大きな 損/後悔 をすることになりますので、 自分の留学スタイルに合わせて慎重に決めることが重要です。

ちなみに多くの留学生は、現地に留学センターがあることすら知らない場合が多いですが、 バンクーバーには、オフィスを構える日本人経営の留学センターが50社近くあります。

以下にそれぞれの留学センターの特徴をまとめてみました。

日本版

メリット
  • 留学前に直接会って相談できる
デメリット
  • 到着後はメールか電話でのサポート
  • 現地の最新情報を常に正確に保つのが困難

このタイプのメリットと言えばやはり、留学前のカウンセリングを直接会ってできるという点でしょう。 例えば、航空券の買い方、ビザの申請方法、ステイ先の手配、保険の加入など、これら最低限の準備でさえ始めての人には難しいものです。 そう言った不安を取り除き安心して出発できるという意味では一番のメリットと言えます。

逆に、現地にカウンセラーが現地に住んでいない分、情報量/情報力が弱いという部分がデメリットとして挙げられます。 現地についてからはメールや電話でのサポートとなりますが、バンクーバーにおいては日本語のサービスも充実していて、また無料で利用できる日系の留学センターも多数存在し気軽に相談に乗ってくれるところもあるため、日本の人に相談する必要性はほとんどありません。

現地の他留学センターと提携するなどし、有料で引き受けを依頼しているところもありますが、この場合、必要最低限のこと以外は対応しれもらえず不満となるケースも多々あります。 引き受けを行う留学センターの中には、引き受けを専門に薄利多売の運用形態を行っているところも多いため、結果、サービスの質が落ちてしまっているのだと思います。

現地版

メリット
  • 学校の割引を適用しているところが多い
  • 現地の情報が豊富
  • 現地の最新情報を提供できる
  • カウンセリングなどの手数料類が無料
  • 見学や無料トライアルを受講してから学校の申込みができる
デメリット
  • 留学前の相談がメールや電話のみ

このタイプの留学センターの中には、韓国人や中国人経営であるものの日本人のカウンセラーを雇い日本語のサービスを提供しているところも多く含まれます。

現地の留学センターのメリットは、カウンセリングやその他多数のサービスが無料で利用できるということでしょう。 例えば、学校の紹介/手続き、ビザの相談、パソコンの利用、そして現地の生活情報の案内など。

なぜ、通常有料で提供しているようなサービスが現地で利用すると無料で利用できるのでしょうか。

それは、基本的に留学センターの収入源は、生徒を学校に紹介した際に支払われる コミッション(紹介料) だからです。 各留学センターは少しでも多くの生徒を学校に紹介したいところなのですが、バンクーバーには留学センターが多く競争が絶えないため、“割引”や“無料のサービス”で勝負しているというわけです。 逆に利用者としては、この生徒獲得合戦の状況を利用しない手はありません。

もし、本当に安い留学をしたいのであれば、 主に現地発の留学センターに、片っ端からEメールを送り金額を問合わせてみると良いでしょう。 ただし問い合わせをする際は、より正確な金額を知るためにも下記の情報を必ず一緒に伝えるようにしてください。

  • 期間(例:12週間)
  • コース(例:ESL)
  • 時間数(フルタイム25時間/週)

更に現地の留学センターを利用する際のもう1つのメリットは、学校の申し込みをする前に実際に学校の見学、またはトライアルレッスンを受けることができるということです。

これはかなり大きなメリットと言えます。パンフレットやカウンセリングを見てとても良い学校だと思っていても、 実際に足を運んで学校に入ってみると、「思ってた雰囲気と違う・・・」なんてこともあります。

トライアルレッスンにおける学校と留学センター間のルール

留学センターから学校の見学やトライアルレッスンをアレンジしてもらった場合、今後、その学校へは最初に紹介された留学センターからでないと申し込みできなくなる場合があります。 これは、最初に紹介してくれた留学センターを守るための学校側が定めるルールです(学校によってその有無や適用範囲は異なる)。 そのため、たとえ見学やトライアルだったとしても相談する留学センターは慎重に決めたほうが良いでしょう。

留学センターと学校のルール

日本 & 現地版

メリット
  • 渡航前に相談ができる
  • 到着後のサポートも可能
  • 現地の情報が豊富
  • 多くの留学生が利用している
  • 帰国後、就職などのサポートをしてくれるところもある
デメリット
  • サポート費用/手数料が高額
  • 現地の対応が不親切:日本側(セールス)と現地側(サポート)で立場/目的が異なるため

このタイプの留学センターの多くは、日本、または現地に大きなオフィスを構え、たくさんの留学生を扱っているような大手がほとんどです。 カナダ以外の国もサポートしているところが多く、留学経験者、留学予定者であれば、一度は Webサイトや、雑誌、新聞などで見たことがあるのではないでしょうか。

留学が初めてという留学生が、まず最初に利用を検討するのが、このタイプの留学センターだと思います。 “留学”をする為には、こういった大手の留学センターを通すのが普通というイメージを持っている人が多いのも事実です。 そして、これら大手の留学センターは、航空券の準備から出発前の相談、到着後数ヵ月の滞在先や学校の授業料を全て含めたフルサポートとして総額を提示するため、 個々の費用が見えず、比較的高額となってしまう可能性が高いと言えます。

それでも、これらの留学センターが多く利用されている理由は“信頼/安心”を求めるからに他なりません。 初めての留学であればなおさら、不安と心配でいっぱい。元々留学は高額なものだと思い込んでいる人が多いため、 仮にインターネットで安価な留学センターを見つけても、「なんとなく信頼できない」、 それならちょっと高額でも「とりあえず名の通った大手の留学センターにお願いした方が安心」と思う人が多いのでしょう。

利用する大きなメリットとしては、出発前に直接担当者に相談ができ不安を取り除いてくれることだと思います。

留学センターのサービス

ここでは留学センターがどういったサポート、サービスを提供しているのかを紹介します。

サービス内容、金額、その他詳細については、留学センターによって異なりますので 実際に利用する際には、ホームページなどで確認ください。

出発前のカウンセリング
出発前の、ビザ、航空券、海外旅行保険、学校に関しての相談、アドバイスなど。現地版の場合は、メールや電話で対応。
空港送迎
主に日本人スタッフによる空港から滞在先への送迎。フルサポートを契約した場合は含まれている。オプションの場合の平均額 $60~$100。
現地オフィス利用
現地オフィスの利用。求人案内、ルームメイト募集の掲示板、PC/WiFiの利用、生活情報の案内/相談など。
パソコンの利用
現地のオフィスにあるPC/WiFiの利用。メールやインターネットの閲覧、履歴書など資料作成に利用。
プリンター/スキャナーの利用
現地のオフィスにあるプリンターやスキャナーの利用。履歴書の印刷やビザの申請に必要な書類のスキャンなど。
オリエンテーション
現地日本人スタッフによる生活オリエンテーション。バス、電車などの乗り方、日本への電話のかけ方、危険地帯の場所などの説明。
手続き関連の案内
銀行口座開設、SIN ナンバー取得(ワーホリのみ)、在留届の提出など生活をスタートする上で必要な手続き関連の案内。スタッフが同行し、市内を歩きながら説明することも。
滞在先の手配
到着日から数週間~数ヵ月の滞在先(シェアハウスやホームステイ)を手配。オプションの場合の平均額$100~$200。
24時間緊急サポート
オフィス営業時間外において、電話で解決できる緊急対応など。電話で解決できないことに関しては別料金になる可能性あり。
携帯電話のレンタル/販売
携帯電話のレンタル/代理販売。または提携する日系の携帯電話代理店の紹介。
学校見学、入学手続き
語学学校や専門学校の見学、または実際に授業に参加できるトライアルレッスンの手配から学校の入学手続きを代行。
学校の授業料割引
コミッションの範囲内、もしくは特定の学校との特別な提携による授業料の割引。主に現地の留学センターが行うサービス。
レジメ(英語の履歴書)の作成サポート
ワーホリの人を対象に就職やビザの申請に必要な英文履歴書作成をサポート。
住所貸出し/荷物受取り
滞在先が定まらない人向けの住所貸出し、受け取った荷物の受け取りや保管サービス。
帰国後就職サポート
帰国後、提携している派遣会社の案内や登録などのサポート。
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