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語学学校に通う必要性

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英語の勉強に、まず通うのが語学学校。ワーキングホリデーで渡航者の多くが、まずは語学学校に3ヶ月ほど通う。その目的は人によって様々だが、学校選びをする前に多くの方が持つ疑問に今回はお答えします。

  • 本当に語学学校に通う必要はあるのか?
  • 語学学校に通って習得できるものは何なのか?
  • どのように学校を選べばよいのか?

語学学校に通う必要性

語学学校に通う必要性は、「YES」でも「NO」でもない、「人それぞれ」だ。

人それぞれというのを具体化すると、「現在の英語力」、「英語習得の目的」、その人の「パーソナリティー」も関係してくる。


現在の英語力

シンプルに初級、中級、上級と分けよう。そして、海外で生活するのに必要なリスニング力とスピーキング力で、そのレベルを判断。日本人の多くは文法は出来るが、会話は出来ない。もちろん文法も大切だが、机上の問題ではなく、会話に使えなければ意味がない。

初級:
【リスニング】 - ネィティブの言っていることが分からない。
【スピーキング】 - 単語でしか話すことが出来ない。

中級:
【リスニング】 - ネィティブの言っていることが30%ほど分かる。
【スピーキング】 - 文章で、自分の言いたいことをなんとなく言える。

上級:
【リスニング】 - ネィティブの言ってることが半分以上分かる。
【スピーキング】 - 会話のキャッチボールが出来る。

現在の英語力が、初級~中級の方は語学学校に行った方が良いだろう。

その理由は、英語ができないと海外では生活できないからだ。正確に言うと…海外でも日本語環境であれば、生活は出来る。日本人の友達に日本語の職場、でもそれを望んで留学する人は居ないと思う。望まなくとも、そういう生活になっている人は沢山いるが…だからこそ、英語力上達が大切になってくる。

逆の立場になって考えて欲しい。日本で日本語が出来ずに、日本人の友達が出来るだろうか?日本語環境で仕事が出来るだろうか?答えは、一目瞭然「NO」だ。

カナダで、カナディアンもしくは日本人以外の友達を作るのには、英語が必要。英語環境で仕事するのにも英語が必要。英語力を伸ばしたいから英語環境で働くというのは、少なくとも中級以上の英語ができての話だ。辛口かもしれないが、それが真実である。

逆に、既に上級の英語力がある方は、語学学校に行く必要はないだろう。「ラングエージエクスチェンジ をするのも良いだろうし、なにか英語+αの専門学校にいくのも良いだろうし、インターンシップをするのも良いだろうし、仕事をするのも良いだろう。

言ってしまえば、英語さえできれば何でも出来るのだ。だから日本に居る間に、できるだけ英語力をアップしていれば、それだけ語学学校に通う期間や必要性を減らすことができるということだ。スピーキングの練習は難しいかもしれないが、日本でできるリスニングの上達や文法の勉強など、出来るだけ日本でしてくることを薦める。

ただ、どんなに英語の勉強をしてきても、「あぁ~もっと英語を勉強してくれば良かった」と思う人が多いのも事実だ。そして、上級レベルに達しても、ネィティブ(英語を母国語とする人たち)との差を埋めるのが一番大変だ。それは海外滞在中に、どれだけネィティブの人たちと英語を話すかがカギになる。ネィティブレベルに達するには、少なくとも3年は要するのではないだろうか。そのためワーキングホリデーの1年では足りずに、滞在を延長する人が多い。

また、カンバセーションクラブに行く方もいるが、カンバセーションクラブは英語力をアップするところではなく、キープするところだ。先生は、教師経験の少ない先生や勉強中の生徒などが多いのは、その授業料の安さからも分かるだろう。もちろん英語の練習にはなるが、英語力向上はあまり期待できない。


英語習得の目的

英語を習得したあとに何をしたいか?このゴールを決めておくことは、とても大切である。なぜなら英語は目的ではなく、道具だからだ。テニスで例えるのであれば、ラケットだ。なのに、多くの人が英語を目的としているから落とし穴にはまってしまう。それだけ英語力を習得するのが難しいのは事実なのだが、英語はコミュニケーションのツール(道具)なのだ。

ここに、いくつかの英語習得後の目的を紹介しよう。

  • 英語を使った仕事をしたい
    英語を使った仕事をしたいという人が沢山いるが、具体的に何をしたいかが大切だ。なぜなら英語を使うにも、様々なレベルがあるからだ。例えば、受付は英語を使うお客様がいらっしゃったときのみ、英文事務は英語を使うが筆記が主、バイヤーなど英語で仕事する場合はビジネス英語が必要だし、通訳翻訳になると特殊技能が必要になる。どのレベルで英語を使って仕事をしたいのか、それによっても大きく異なる。
  • 英語の先生など、特殊技能の資格取得
    英語の先生の場合は TESOL/TEFL、TEC の資格取得など、特殊技能の資格を取得したいという具体的な目標がある場合は、そのコースを持っている学校と入学基準を調べよう。
  • 映画を字幕なしで観たい
    映画を字幕なしで観るのには、リスニング力が大切だ。映画によって、理解しやすいものと理解しにくいものがあるが、比較的ディズニー映画やコメディー映画などは分かりやすいだろう。ただコメディー映画は、日本人的な笑いと、欧米人的な笑いが異なったり、欧米人だからこそ分かるギャグなどもあるので難しい場合もある。リスニング力を鍛えるには、日頃からテレビやDVDなどで耳を慣らしておくと良いだろう。
  • 旅行のときに使える程度
    旅行に行ったときに困らないくらいの英語力を身につけるには、初級の方でも語学学校に3ヶ月ほど通えば、ある程度身に付けられるだろう。ある程度というのは、細かい質問とかは出来ないが、買い物したりオーダーするのには困らないくらいだろう。
  • 英語力ではなく、友達つくりや海外の生活を楽しみたい
    日本での生活から離れ、単純に海外の生活を楽しみたいという方も沢山いる。英語力アップが目的ではないが、海外で生活するのにあたり最低限の英語力は必要のため語学学校に通う方もいる。英語の勉強は、日常英会話力アップを中心に、趣味の範囲で楽しもう。

いくつか当てはまるという人もいるだろうし、他にも英語力習得の目的は人それぞれだろう。どんな目的でも、まずは自分のゴールがどこにあるのかを設定することは、英語力だけに限らず、とても大切なことである。その上で、そのゴールに達成するために、具体的なステップを考えていこう。いきなりゴールに達成することはできないから、そのゴールに達成するために、どのくらいのステップを歩む必要があるのかを計画するのも大切である。


パーソナリティー

なぜパーソナリティーが関係するのか疑問に思う方も居るだろう。でもパーソナリティーは、英語力アップにとても関係してくる。

  • 話好きか聞き好きか。
    英語力、特にスピーキング力は話した分だけアップする。だから普段から良く話す話好きの方が英語力が伸びるのが早い。逆に聞き好きの方は、リスニング力がアップしているのだろう。日本語でも話すのが苦手という方が、1年以上勉強しても英語のスピーキング力が伸びてない人が多いのは、残念だが事実だ。
  • アウトゴーイングか人見知り
    正直な話、語学学校に通わなくてもカナディアンの友達を作れる人は通う必要がない…とは文法などの問題もあるのでそうとは言い切れないが、短期間で良い。
    1日10人の人に話しかけるという目標を経てて、公園などで人に声かけてフレンドリーに話して、英語力をアップした人も居る。クラブや教会など、人が集まる場所に行って、たくさんの友達つくるのも、英語力アップに良い。ただ、人見知りな人はそれが出来ずに、語学学校に友達を作るという目的で通う人も居る。

以上が、学校に通う必要性があるかないかの3つの区分けだ。自分がどこに位置しているのかを決めて、語学学校に通う必要があるかどうかを判断して欲しい。

大切なことは、学校でできることと自分でできることを、はっきり分けることだ。

ESLだけではなく、ビジネス英語やその他の資格取得などができる学校もたくさんあるので、目的に合わせて学校選びをしよう。

語学学校に通って習得できるもの

  • 英語力の向上
  • サティフィケートやディプロマ、その他の資格取得
  • カナダやその他の国との文化交流
  • 世界中(英語圏以外に限る)の友達ができる
  • 先生など、カナディアンと話す機会ができる

語学学校のESLは、英語の基礎を固めるところだ。そのESLで学んだことを、実際の生活でどれだけ使うかが、英語力上達のポイントになる。

ワーキングホリデーで渡航した方が、まず3ヶ月語学学校に通うのも、ワーキングホリデーの1年、もしくはそれ以上かけて英語力をアップしていくための架け橋として、まずは英語に慣れ、英語の基礎を固めるためだ。

その基礎がしっかりできていなければ、どんなにその上に英語力を組み立てていっても崩れてしまう。なかには、カナディアンの先生とは話せるけれど、他のカナディアンは自分の英語を理解してくれないということもある。それは、先生が授業中はゆっくり話してくれていたり、生徒の発音の問題などが考えられる。

かと言って、英語の初心者が語学学校に通わずに、海外での生活をするということは、武器を持たずに戦場にいくようなものだ。英語は道具だと言ったように、まずはその道具の使い方を習うのが語学学校であり、その道具を上手く使いこなせるようになるのは、実際に使って慣れていくしかない。ただ、その道具の使い方を知らなければ、使うことすらできないのだ。

英語はスポーツと一緒で練習すればするほど上手になる。だから、たくさん練習して、たくさん間違って、たくさんの壁を越えて、英語力をアップして欲しい。英語力には限界がないのだから。

そして何より、語学学校でのクラスメイトや先生との出会いは、プライスレスだ。

語学学校の選び方(辛口編)

語学学校は、現在バンクーバーに100校以上ある。それぞれの学校によって、特徴や国籍率などは異なる。

ただ辛口に言うと、どの学校に通っても一緒である。もちろん学校によって合う合わないがあると思うが、大切なのは、自分がどのように勉強するかだ。

例えば、国籍率にこだわる人が居るが、日本人が多くても少なくても、日本人で固まる人は固まるし、他国からの留学生と仲良くなる人は仲良くなる。国籍率にこだわって、多国籍の学校に行ったが、結局話せないどころか、クラスでも発言する機会が少なく、英語力が伸びなかった人も居る。

特に、日本人は中高と受身の授業を主に受けてきたので、授業中に話せない傾向が強い。どの学校、どのクラスに入っても、発言を沢山すれば英語力は伸びる。間違っても良いから、どんどん発言をして、どんどん間違いを先生に直してもらおう。英語ができないから勉強しに留学したので、間違えて当たり前と思うくらいの心構えが大切だ。そして今までの授業スタイルを打破し、語学学校では受身ではなく、どんどん参加する授業を受けて欲しい

そのうえで、自分に合う学校をトライアルなどで直接学校に見学に行って決めるのも良いし、学校の特徴や予算などを考慮した上で選んでも良い。

ただ、語学学校選びに時間をかけるのであれば、ひとつでも多くの英単語を覚えることを薦める。そのため、トライアルレッスンも2~5校くらい行って、その中から決めるのが良いだろう。

記事提供: Tomoko Hara

ワーキングホリデーで渡加し、バンクーバーの現地留学エージェントで働いた後、語学学校で日本人マーケターとして勤務。

カナダ渡航前にも、日本の留学会社で3年勤務。現在は本職の傍ら GoToVan などの情報サイト、雑誌のライターとして活動中。

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