購入した航空券の種類
「オープン航空券」を利用
IACEトラベルのオープン航空券を購入しましたが、仕事のため復路は破棄しました。
海外旅行保険
「日本の海外旅行保険」を利用
最初の一年間は、日本でジェイアイという保険に加入していました。ワーク取得後はアルバータヘルスを申し込みしました。ビジターの現在は、GoToVanで紹介していただいた所を利用しています。
最初の滞在場所
何も決めずに渡航
到着後、最初はホステルに泊まりインターネットで調べて、1週間シェアハウスしてくれるところに滞在しながら、色々きめました。
GoToVan のオリエンテーションは受けましたか?
受けていない
何もわからず飛び込みだったにも関わらず、対応してくださったひでさんや、友だちになってくれた皆さんに感謝です。何も分からない地で、初めて肩の力を抜いて、人と話すことができました。
ワーホリ・留学に行こうと思ったきっかけは?
高校のころから、海外に語学研修に行かせてもらったり、卒業生が海外で活躍していたので、海外生活は決定事項でした。
海外の大学に進学とかすればよかったのかもしれませんが、知識も語学力も不足でした。中国にも行きたかったですし・・・。
親や、学校、なにかあれば駆けつけてくれる存在がいる内に!と、思い、在学中は中国留学を選択しました。
既に社会経験のある姉の意見で、海外生活は、社会経験を積んでからすることにしました。
日本にいる期間中、青年海外協力隊や、ワーキングホリデーについて調べて、ワーキングホリデーでカナダに来ました。
どうしてカナダ、またはバンクーバーを選びましたか?
オーストラリアは日本人がたくさん、気軽に、訪れてるイメージがあり、正直行く気になれませんでした。
逆にニュージーランドについては、全く知識も印象もありませんでした。
イギリスは料金がかかると聞いていたので、選択肢にはなかったです。
カナダ(バンクーバー)は、高校の頃に来たので、もう一度来たいと思っていましたし、いままで自分が習ってきた英語にも近いと思っていたので、最初からカナダでほぼ決定していました。
それでも、ワーキングホリデーのシステム、雇用状況など一応簡単に調べて、カナダを選んで後悔しない!と、思えたので、カナダに決めました。
(ワーキングホリデーに行くのは一カ所だけ。と決めていたので、決めるのに一年間ほどかかりました。)
バンクーバーに決めたのは、単に昔来たことがあったからです。
バンクーバーで生活するか、バンフで生活するか(こちらも行ったことがあったので)、悩んでいたのですが、出発まで決められなかったので、ホステルに一泊だけして、バンクーバー到着後に選ぶことにしました。
出発前に日本で決めてきたこと
一泊するホステル以外なにも決まってなかったです。
他にあったのは、一年間の海外旅行保険と、帰りの航空券のみでした。
本に、「ダウンタウンには掲示板があるからみんなそれを活用しています。」と、あったのですが、既にインターネットの時代に移行していたようです。Wi-fi非対応の日本語コンピュータをもち、半泣きで日本語の分からないホステルの受け付けに聞きにいきましたが、LANケーブルが使われていなかったみたいで、服もない。お金もない。明日からどうしよう。パニックでした。
渡航前に不安に思っていたことと現地到着後のギャップ
逆に、今になって思えば、渡航前は「都会に行くんだからなんとかなる。目標は路上で刺されないこと。」と、考えていたので、色々考えが浅すぎて反省点ばかりです。
落ち着いて過ごせるまで2週間かかりましたし、行き当たりばったりだったため、お金も随分使いました。
逆に、たった2週間で、一応方向性が定まったのでラッキーだったのかもしれませんが、せめて最初の1ヶ月間のことだけでも、日本で決めてくればよかったです。
あと、Wi-fi対応のコンピューターで渡航するべきでした。
到着後の第一印象
空港から重たい荷物を抱えて、タクシー使わずにダウンタウンにきたのですが、なんとか1人で運べたので、さすがカナダ!バリアフリーだ。と、思いました。
今度帰国しますが、同じように大きな荷物抱えて帰るので、今回もバリアフリーな路面に期待しています。
あと、意外に自分の英語が通じなかったことがショックでした。
渡航してから最初にしたこと
銀行口座の開設。
持っていたのがトラベラーズチェックだったので、取られても困りはしませんが、落ち着かなかったので。
空港で、大手の銀行を教えてもらい、ホステルから一番近い窓口を調べてもらいました。
持ってきて不要だった物
変換器
変圧プラグ
おしゃれな服
(バンクーバーで、帰国する人たちからやすくで服を譲ってもらったので、中古が気にならないなら。)
持ってくれば良かった物
綿棒 : こっちの綿棒ストローみたいで使いにくかった
ハサミ : 某100匀の方が安くてよく切れる。ルームシェアなんで、キッチン用(自分専用)と、文房具用が必要でした。
爪切り : 同上
歯ブラシ : こっちの歯ブラシでかいんで、慣れない間はえずきながら歯を磨いてました。
イヤホン : こっちのはどれも耳に入らないです。
塩昆布、とろろ昆布 : 別に昆布大好きちゃんではないですが、売ってないので、一時帰国の時に買いました。(他にも、薄口醤油、赤だしなど、地域の調味料って意外と必要だな。と、おもい、帰国時に買いました。)
ジェルタイプの接着剤 : こっちって、お鍋の取ってとかよく取れるので、修理用に一本持ってました。もちろんこちらでも購入可能です。個人的に慣れてるものがよかっただけです。
※足の小さい人→パンプス(22.5/ size 5.5) : ほとんどの人は要らないです。ビジネススクールや、職場で履くように指定されましたが、見つけるのに苦労したからです(結果的に見つかりましたが)。スニーカーは、キッズサイズで見つけることができます。若干デザインは奇抜である割合が高いですが、カナダで履くぶんには普通にかわいいと思えます。
カナダで経験した仕事・ボランティアなど
バンクーバーにいた時は、短期で10日ほど清掃のバイトをしました。
その後レイクルイーズ(バンフ近郊)に引っ越し、ジュエリーや化石の販売を3年弱しました。
英語の勉強・成長について
思っていたほどは伸びなかったです。勉強らしい勉強もしなかった自分が悪いのですが。
スラングなどは未だに聞き取れません。
ジュエリーの販売をしていたので、フォーマルな単語は身につきました。
英語の文章は、7割ほどしか理解していませんが、読むことに抵抗はなくなりました。
スラングでなくても、リスニングはまだまだです。
仕事で、色んな国の人と会話したので、日本語英語は本当に通じない事を痛感し、多少の発音矯正(eleven, three など)もしました。
カナダ滞在中のトラブル・反省点など
日本だと、長距離バスで荷物制限があるのかとか考えたこともなかったです。
なので、バンクーバーからレイクルイーズに引っ越しする時に、田舎で何もないからと思い、ありったけの荷物を積んで、グレイハウンドに乗りにいったんです。
そしたら、荷物制限はある、ダンボールに詰めなおさなければ、バスに乗せてくれない。預け荷物拒否をされてしまいました。
見送りにきてくれた友人に、それら全てを託し、後日送っていただいたのですが、バタバタしたし、すごく迷惑かけたし、
ちゃんとグレイハウンドのシステム調べればよかった。
(マネージャーがメールで住所教えてくれなかったのですが)怖がらず、ゴリ押しして、事前に郵送できるようにしておけばよかった。
と、今でも反省です。
渡航前のエピソードですが、日本と日付けの表記の順番が違う(日本→ 15/01/26. カナダ→01/26/15)ので、ホステルを予約して、「日付け間違えた!」と、おもい、キャンセル料払ってキャンセルしたのですが、間違ってなくて、も一度お金払って予約しなおしました。
今なら2回も払う前に理由とか電話口で説明できるけど、当時は電話で「キャンセルに、してください」を、言うので精一杯でした。
今でもこういう勘違いは時々あります。
想い出に残る場所、オススメの場所など
レイクルイーズから自転車で1時間、バンクーバー側に山をくだると、
Great Divide というポイントがあります。
大西洋と、太平洋にながれる水のスタートポイントになります。
残念ながら、「まさにここから分かれてます!」っていう場所は分からなかったのですが、これがメキシコまで行って、日本の海ともつながってるんだ。と、思うと、感動でした。
アルバータ州と、BC州の境目で写真も撮りました。
アルバータ州とBC州の境には、こういう地点がいくつかあります。
Great Divide から、もう少し頑張って自転車をこいで、更に10km歩くとLake O'hara につきます。ここが、3年半のカナダ生活で一番好きな場所でした。
秘境で、なかなか人が来られない場所なので、そこにいる人たちは、みんな幸せで、リラックスしていて、イキイキとしていました。
また、人も少ないので、視界が広かったです。
Lake O'hara から1時間半ほどハイキングして辿りついた Lake McAurthurは、3年間のロッキーマウンテン生活で見たなかで、最も綺麗な湖でした。
秘境ですし、ハイキングできる期間も限られていますが、ハイキング初心者の私が行けるくらいの難易度です(^^)
ワーホリ・留学を振り返って
3年半の時間をつかい、移民したひともいるし、自分をみがいて資格をとったひともいます。そんなひとたちに比べると、自分は何にもしてないし、無駄な時間を過ごしてしまったとは思います。
それでも、カナダに来てよかったです。
日本にいた頃は自分の意見や考え方に、全く自信がもてなかったのですが、職場の先輩さんたちと色んな話をして、自分は無能ではない。けど向き不向きがあるのでお互いに補い合う事が必要。それには私の存在も不可欠なんだと教えてくれました。今は自分を信じて大丈夫だって思えるようになりました。
外国人だから仕事で多少理不尽なことがあっても、耐えなきゃいけない。そう思うことも沢山ありました。
こちらがわに責任押し付けて自分は涼しい顔してるような上司ではありませんでしたが、「イヤなら辞めればいい。あんたの代わりはすぐみつかる。」と、いう状況でしたので。
実際、ワークを貰って働いている以上、辞めたら帰国以外の選択肢はなかったので。辛くても意地で契約満了まではたらきました。その期間中、レイクルイーズ以外の世界が見られないのが辛かったですが、チリ、フィリピン、オーストラリア、台湾。それぞれの国から、色んな経験、考え方をもった沢山の人たちと知り合うことができたので、(レイクルイーズは、半年毎に新しい人がきていました。)勉強になりましたし、楽しかったです。
絶対英語環境で働くぞ!と、いう目標を叶える事ができたことが嬉しかったです。
もちろん、自分の語学力や経験の未熟さのため、妥協も必要でしたが、結果的に自分の望んでいた海外生活を形にする事ができました。
今までは、スタートする前に諦めていましたが、やればなんとかなるもんだと思えるようになりました。
帰国後の生活
仕事をさがします。年金などたてかえてもらっているので、まずは完済します。
TOEIC も受験して、今のスコアが知りたいです。
未経験の職種になりますが、事務職系で転職したいです。
できるのか、自信はないですが、チャレンジしてみます!
これからカナダへ行く方へのアドバイス・メッセージ
どんな些細な事でもいいので、目標をもってほしいです。
私自身、最初に目標にしたのは"How are you?"を自然に言うこと。でした。
目標があるとないでは、1年間という時間が、全く違うように流れていくからです。
私も何がしたいのか決められきれずに来てしまったのですが、一度こうしたいって考えがまとまると、なんとかなります。
英語環境を選ぶためにバンクーバーを離れなければいけなかったので、辛かったですが、レイクルイーズに着いてからは、目一杯楽しもう!と、思って、友だち作ってホームパーティーして、バカなこともして、ハイキングや雪遊びもして、楽しい時間をすごすことができました。
海外生活を楽しむのも楽しまないのも自分次第です。
もちろん、環境があう、合わないはあります。それでも、考え方ひとつで辛い環境を克服することもできます。
どんな結果になってもいいし、他人から下らないと思われるような海外生活になってもいい。けれども、選択肢がでたときにちゃん選んで、後悔しないようにしてください。
Have a wonderful time!