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2013/10/4 更新
Know your limit, play within it.
パチンコ、競馬、競艇などのギャンブルはあっても、カジノは存在しない日本。そんな日本で暮らしてきた日本人にとって、カジノはあまり馴染みのない場所かもしれません。こちら北米では各町に“大人の遊び場”としてカジノがあることが多く、BC州でも大小13のカジノが設立されています。
そこで今回はカジノ初心者の方へ、カジノでの遊び方やルールをご説明しましょう。
参考サイト: http://casinos.bclc.com/
カジノのゲームは大きく分けて「ゲームマシン」「テーブルゲーム」「ランダムゲーム」の3つ。
スロットマシンやビデオポーカーなど機械を相手に行うゲームを指す。
トランプやダイスを使用してテーブルで行われるゲームを指す。テーブルにはディーラーがおり、ゲームを取り仕切る。
Bingo、Keno などの他、大きく分類するとスポーツブックも含まれる。
これら以外にも数多くのゲームが存在するが、カジノや各テーブルによって行われるゲームやルールが異なるため、プレイする前に確認すると良い。
下記に BC州のカジノでメジャーなゲームの一部を紹介する。
初心者でも簡単に遊べるのがスロットマシン。テーブルゲームはディーラーとのコミュニケーションが必要となるが、スロットはマシンに向かってボタンを押すだけなので気負う必要がない。但し覚えておくべきは、スロットがカジノ最大の収入源であるという点。
マシンに直接ビル($5, $10, $20, $50, $100)を入れてゲームをスタート。やめようと思ったらCashoutボタンを押すと、残金が表示されたVoucherが出てくる。同じカジノ内であればVoucherを使って他のマシンで遊ぶことも可能。換金マシンで現金化も可能。Voucherの有効期限は30日以内。
スロットマシンが並んでいるエリアの上を見上げると [1¢][5¢]などの表示があるが、これは「ゲームの最低ベット額」を示している。しかし1¢/5¢などの最低額ではスロットマシンの1ラインにしか賭けることができないため、当たる確立は非常に低い。そこで普通はそのマシンの全てのラインに賭けることとなるため、1回スロットを回すのに「マシンのライン数(1¢×20ライン=¢20。1¢×25ライン=¢25)」を賭けることとなる。その場合、「5¢のスロットで3ライン」がMAXのマシン方が1回のベットが安いことになるので、マシンを選ぶ際には覚えておくと良いだろう。
Jackpotは大当たりのこと。定義は特に無いが、“一攫千金”レベルの大当たりはMaxBetでないと発生しないもの。最低Betで遊んでもそれなりの額が手に入ることもあるが、要するに“Bet More Win More”である。
“King of Casino”。Baccaratとはイタリア語で「ゼロ」の意味。
「バンカー(Banker)」と「プレイヤー(Player、客役)」の仮想の二人に配られた 2枚ないし 3枚のカードのどちらの合計が 9に近いかを予想し、「Player」「Banker」「Tie(引き分け)」の何れかに賭けるゲーム。「2~9」は数字通り、「A」は 1点、絵札と「10」は 0点としてカウントし、合計値の 10の桁は無視する。
カジノ内で最もフェアなゲームとされており、ディーラーとの駆引きではなく運が全て。カジノの中でも最も大金が動くゲームの一つであり、知れば知る程 奥が深いゲームの一つ。
5以下の場合、プレイヤー側に 3枚目のカードが配られる。
以下の表に従って 3枚目が配られるか判断される。
配: 配る、 止: 配らない
プレイヤー側の 3枚目のカード | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
なし | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
バンカー側の最初の 2枚目の合計 | 0 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 |
1 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | |
2 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | |
3 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 止 | 配 | |
4 | 配 | 止 | 止 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 配 | 止 | 止 | |
5 | 配 | 止 | 止 | 止 | 止 | 配 | 配 | 配 | 配 | 止 | 止 | |
6 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 配 | 配 | 止 | 止 | |
7 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | 止 | |
8 | 即終了(ナチュラル) | |||||||||||
9 |
ミニバカラ等の場合、ディーラー以外はカードに触れることはない。
“Queen of Casino”。ディーラーがルーレットに投げ入れるボールが38ある数字(アメリカンスタイル:1~36、0、00)のどこに止まるかを当てるゲーム。ディーラーが「No more bet」と宣言するまでにテーブル上の自分が予想する番号にチップを置いてBetする。この際、複数のプレーヤーがひとつのテーブルで複数の数字にベットしていくため、プレイヤー毎に違う色のチップを使用する。結果が出るとディーラーが数字を読み上げ、当たりの数字にウィンマーカーを置く。勝者には配当が支払われ、敗者のチップは全て没収。ウィンマーカーが取り除かれ、ディーラーが「Place your bet」と宣言すると次のゲームの開始。
ルーレットには複数の賭け方があるが、最初はズバリ番号を当てるストレート(1枚賭け)、赤か黒、奇数か偶数など簡単なものにBetするのがお勧め。またテーブルで行われているゲームにコンピューター上で同時参加できるTouch Bet Rouletteを利用すれば人目を気にせず賭けられる。
手持ちのカードの合計点数が21点を超えないように、プレイヤーがディーラーより高い点数を得ることを目指すゲーム。カード「2~10」は数字通り、絵札「K・Q・J」は「10」とカウント。「A」は手持ちのカードの合計が21を超えない場合は「11」、超える場合は「1」としてカウント。22点以上になったらその時点で負けとなる。上級者と初心者ではかなりの差が生まれるゲームのため、攻略法を知り、ある程度慣れてからプレイするのをお勧めする。
Blackjack | 最初に配られる2枚のカードの合計が21(A+10、J、Q、K+A)だった場合。 |
---|---|
Soft Hand | Aを11と数える場合のハンド。 |
Hard Hand | Aが無いか、Aを1と数える場合のハンド。 |
Hit | カードをもう1枚引く(テーブルを叩く or 自分に向かって手招きをする)。 |
Stand | カードを引かずにその時点の点数で勝負する(手の平を下に向け水平に振る)。 |
Double Down | 賭け金を倍にする。 |
Splitting Pairs | 配られた2枚のカードが等価の場合、それを2つの手として別々にプレイできる。最初のベットと同額のベットをする。Aをスプリットした場合、それぞれ1度のHitしかできない。 |
Surrender | 最初に配られた2枚のカードの手が悪かった場合、プレイを降りることができる。その際、ベットの半額を没収される。 |
Insurance | 最初に配られたディーラーのアップカードがAだった場合、最初のベットの半額を追加することにより、ディーラーがブラックジャックになった時に全てのチップを没収されないようにするための保険。 |
Bust/Broke | カードの合計が22以上になった場合。 |
「覚えるのは一瞬、極めるのは一生」などと言われるように、非常にシンプルなルールでいて奥の深いゲーム。プレイヤー同士が「ストレート」「フラッシュ」「フルハウス」などの役の強さを競うもので、例え役が弱くても相手を下ろせば勝つことができる心理戦を特徴としている。幾つもの種類が存在するが、まずは役とアクション(check/bet/fold/call/raise)などの最低限のことを覚えてしまえばどのバージョンにも応用が利く。
Ante | カードが配られる前にプレイヤー全員が置かなくてはならない参加料。 |
---|---|
Bet | チップを出すこと。 |
Check | 前で誰もベットしていない場合、betせずに様子見をすることができる。これにより、そのベッティングラウンドで後に行われたベットに対してCallあるいはRaiseする権利を留保することとなる。 |
Call | 前のプレイヤーと同数のチップを出し、ゲームを続ける。 |
Raise | 前のプレイヤーと同額かそれ以上のBetをし、賭け金を上げる。 |
Drop/Fold | ゲームから降りる。 |
Draw | 捨て札と同じ枚数、親からカードをもらう。 |
No Limit | 特にテキサスホールデムで一般的な形式。自分のテーブル上に置かれたチップ全てを上限としてBetする。 |
Showdown | 複数人プレイヤーが残った時にホールカードを開き、勝者を決定する。 |
All-in | No Limitのゲームで、テーブルに置かれたチップを全てベットすること。 |
全員がCall、Raise、Dropし、全員のチップが同じになった所で、Showdown(手札の公開)。各プレーヤが手札を公開し、もっとも強いハンドを持っている人が勝ち。
Showdown前に一人を残して他の全員がDropした場合は、最後まで残った人の勝ち。この場合、どんなに弱いハンドでも勝利できる。
“サービス業はチップが収入源の一つ”とされる文化圏。気持ちの問題なので必須ではないが、カジノでプレイする大人のマナーとして最低限は弁えておくと良い。下記は一般的にチップが必要とされる場面。
ダウンタウン。BC Placeに隣接して建てられている。2つのホテルと併設されており、2階、3階部分がカジノとなっている。スロットマシン600台、テーブルゲーム75席。建物内には8つのレストランがあり様々な種類の食事を楽しむこともできる。「Stadium China Town駅」または「Yaletown-Roundhouse駅」どちらの駅からも徒歩10分。
リッチモンド。空港から最も近く、カナダ西海岸では最大の規模を誇るカジノ。時間によってはライブの生演奏やお立ち台での踊り子のダンスなども見られる。ポーカールームは別棟。また併設されているホテルは2012 World Luxury Hotel Awardを受賞。同じく併設のRiver Rock Show Theatreでは世界を股にかけるエンターテイナーのショウが頻繁に行われている。
コキットラム。ヨーロッパ風の豪華な内装で、スロットマシン1000台以上の広々としたカジノ。Red Robinson Show Theatreが併設されており、若干アクセスが不便にも関わらず世界の一流ミュージシャン/エンターテイナーがショウを行う事も多い。
バーナビー。ホテルに併設された二階建てのカジノで、スロットマシン1000台程度、テーブルゲーム60席程。ライブステージなどもあるが小規模。Gilmoreスカイトレインから徒歩5分。
ニューウエストミンスター。フロアが広々としており、スロットマシンがかなり多い。テーブルゲームは40席程。入り口正面に大きなスクリーン付きのステージがあり、ライブイベントやスポーツ中継を楽しむことができる。
無料で作ることができるポイントカード。スロットやeテーブルでプレイする際にポイントが加算され、1,000ポイント貯まると自動的に$5が追加される。その他にも、フードコートなどで割引が利いたり、コンテストへ参加できるなど、何かとお得。Diamond、Double Diamond、Triple Diamondの3つのレベルがあり、ポイントを貯めてレベルを上げると受けられる特典も豪華になる。カジノによって特典の違いがあるので詳細はHPで確認を。作成は各カジノのカウンター又はアテンダントの方にお願いすれば簡単に作ることができる。
東京出身。ラジオ/TV/音楽関係。GoToVan 的には音楽・エンタメ・お節介・Twitter の毒舌系発言を担当。