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バンクーバーで生活するワーホリ・留学生の住まい事情
2010/11/17 更新
世界で第2位を誇るカナダの面積は、なんとっ、日本の約27倍!!
そんな広大な土地を持つカナダの家、家賃は狭い日本に比べて相当安いんじゃないかと思っている人は意外と多い。
たしかに、同じカナダでも人口の少ない小さな町はビックリするほど安いかもしれないが、バンクーバーやトロントなど人口の多い、大きな都市に関しては、残念ながら全くそんな事はない。
しかも、そのカナダのいくつかある大都市の中でもバンクーバーは一番物価が高いとさえ言われている。
そんなわけで今回は、そんな物価の高いバンクーバーの住まいについてお話します。
まず、ワーホリ、留学生たちが滞在する住まいのタイプとしては、大きく分けて「ホームステイ」「アパート」「貸し部屋」の 3タイプ。
そしてそれぞれの特徴としては・・・
ホームステイ
一般家庭に月々の料金を支払い、部屋と食事を提供してもらう形で、部屋には最初から家具などの生活用品は揃っていて、トランク1つで生活が始められるため、ワーホリ、留学生など長期で滞在する人に向いている。
場所は、一軒屋の場合はダウンタウンから離れたところにあるのがほとんどで、バスや電車の定期券を購入して生活する。
カナダの場合は、移民の国という事もあり、フィリピン、中国、韓国、メキシカンなどの家庭が多く、白人の家庭に入るとは限らず、特にバンクーバー市内については白人のホームステイが少ないのが現実。また、家によっては、門限があったり、シャワーの時間が決まっていたりなど、様々なルールを設けている家庭も多いため、自由度が低くなる可能性が高く、また、食事についても合う合わないがあるため、好き嫌いが多い人、味にこだわりが強い人、様々な面において柔軟に対応できない人はホームステイに不満が出る可能性が高い。
更に最近は昔と違い、ホームステイを完全にビジネスとして捉えているホストファミリーが多いため、よくテレビや本などで紹介されるような、「白人、小さい子供、週末は一緒にお出かけ、英語を教えてもらう・・・」などのような環境は期待できないところも多い。
費用は場所によっても異なるが、バンクーバー市内だと大体 $700~$800/月 が平均だが、学校や留学エージェントなどの仲介が入るとそれよりも高くなることが多い。
アパート
バンクーバーにはかなり多くのアパートが建っており、多くのワーホリ、留学生たちは 1つのアパートを他の人とシェアして生活しています。
アパートシェアと一言で言っても、大きく分けて 自分自身が直接マネージャーと契約する方法と、既に住んでいる部屋の空き部屋にルームメイトとして入る 2通りの方法がある。
直接マネージャーと契約する場合、6ヶ月、または1年以上など長期での契約が条件になっているところも多く、テレビ、インターネット、家具など、生活に必要な設備を全て揃える必要があり、相当労力が必要。一方、既に誰かが住んでいるアパートの空き部屋に入る場合は、既に生活に必要な家具などが用意されているケース、もしくは前の住人が使っていたものを "Takeover(引継ぎ)" として購入させられるという、主に日本人、韓国人の間で一般的になっている引継ぎ方法が一般的だ。
カナダの家は下記のような間取りが多く、部屋の数や大きさ、築年数などによって家賃は大きく異なるが、特にダウンタウンのアパートは決して安くないため、リビングルームや、Den(書斎のような小さな部屋) にも人が住むのがワーホリ、留学生の常識となっている。
Bachelor($700-$1000/月):
日本の 1Room のような間取りで、1人、もしくはカップル向け
1 Bedroom($900-$1200/月):
「ベッドルーム x 1」と、「リビングルーム x 1」で各スペースに1人(計2人)生活。
2 Bedrooms($1200-$1600/月):
「ベッドルーム x 2」と、「リビングルーム x 1」で各スペースに1人(計3人)生活。
3 Bedrooms($1600-$2000/月):
「ベッドルーム x 3」と、「リビングルーム x 1」で各スペースに1人(計3人)生活。
3 Bedrooms があるアパートはそれほど多くない。
1/2/3 Bedroom(s) + Den(各 1/2/3 Bedroom の家賃と同じくらい):
1/2/3 Bedroom(s) に書斎のような小さな部屋が付いていて、場所によって人が住める大きさのところもある。
貸し部屋
貸し部屋にはアパートの 1室を借りる場合、シェアハウスなど 一軒屋の 1室を借りる場合など、いくつかのタイプがありますが、一般的な貸し部屋で共通して言える事は、オーナー(部屋を貸し出す、管理する人)がいるという事です。そのため、通常は家具などの生活用品、テレビ、インターネットなどの設備は全て揃っていて、トランク1つで生活が始められる状態がほとんど。
場所によってはオーナーさんが同じ家の別の部屋に住んでいる場合と、そうでない場合もあり、オーナーさんが住んでいない一軒屋の貸し部屋の事を「シェアハウス」と呼ぶことが多い。
オーナーが居ないため、気を使わないで済むが、住んでいる人数が多ければ多いほど、トイレ、シャワー、キッチンなど共有スペースが汚い可能性大。
とにかく自由に生活したい人、自分の好みで自炊したい人、毎月の生活費を自身で調整したい人に向いている。
費用は場所によって大きく異なるが、大体 $450~$550/月 が平均となる。
上で紹介した滞在方法のうち、ホームステイ以外については大体、入居時に家賃の半額を ”デポジット(保証金)”として預け、何も無ければ退出時に返金する仕組みのところが多いのだが、きちんと契約書を用意しておらず、口頭での説明のみで入居しているケースが非常に多く、退去時にオーナーから何かしらの理由をつけられてデポジットを返金してもらえずに泣き寝入りしている人が多い。
住まいのトラブルに巻き込まれた場合は、英語のみとなるが バーナビー市にある下記のような機関に相談する事も可能だ。
という事で、もしバンクーバーで住まいを探す際には、事前にある程度の情報を集め、必要最低限の知識を持って部屋を決める事をオススメします。
下記にも住まいについて更に詳しく書いてあるので是非見てみてください。
[住むところの探し方]
http://gotovan.com/manual/view.php?id=13