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釣り@HOPE

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釣り@HOPE

2008/11/29 更新

目次

中途半端に書いて放置していたので、かなり時期外れなお話となりますが。

(最早二ヶ月程前に)遂にCLOSEが出てしまったので、書いてしまいます、
ごく一部のモノドモにとっては聖地となっている街、HOPEについて。

・・・何がCLOSEかって??
釣り場がですよ!!

Vancouverから、車で約二時間。
陸路でロッキーへ向かう際の中継地点となる街、HOPE。
この地の夏は、世の“釣りキチ”にとってのみ、聖地です。
なにせ、キング・サーモンが釣れてしまうんですもの!!
それも、面白い程わしわしと!!

釣り場となるのは、嘗て日本人入植者に、
“鮭が沸く”…と詠われた雄大な川、その名も“FraiserRiver”。
但し、このスポット。正直申し上げて、かなり見つけ難いです。
…と、言いますのも。

まずは、HOPE内、某・超マイナーな湖の脇にある、
釣り人以外は誰も駐車なんてしないであろう駐車場に車を止め、
(全身に虫除けスプレーを噴射してから、)
裏手にある林に目を凝らし、獣道のような“釣り人道”を探索します(2箇所発見)。
草木を掻き分けながら暫く進むと、果てしなく続く長い長い線路が。

川方向に向かって歩を進めるのですが、
なにせ線路ですから、『StandByMe』同様、普通に列車も走ってくるので、要注意。

ずんずん歩いてゆくと、向かって左手、
なんとなく草木が少ないような、なんとなく人が通ったような、
なんとなく道のようなものがあるような、なんとなく開けた場所が出てくるので、
なんとなく分け入ります。
道が奥まで続いていたら、ビンゴ。
大抵、マナーの悪い釣り人が捨てたマックのカップ等が転がっているので、
そんなものも目安になってしまうかも。
余裕があったらゴミ拾いをしてみたら、神様が鮭をお与えになるかもしれない。

そこから約1キロ程、日の光も疎らな林の中をひたすら歩き、
本当にここで合っているのか。違っていたらどうしてくれるんだ、と思い始める頃、
右手前方に、クリーム色の砂浜が見えてきます。
これを越えると一気に視界が開け、
大小の石がごろごろとする川原の奥に、いよいよFraiserRiverがお出まし。
全行程は1,4キロ程。

夏場のHOPEは、川幅が広く流れは緩め。豊かな水量を誇り、実に雄大。
川の中腹には、ウェーダーを着た釣り人が鈴生りになっていて、
浅瀬には、釣り人によって作られた生簀に 釣られた鮭がたまっており、
弱った、もしくは、既に捌かれた鮭たちを狙う
ホワイトフィッシュや、各種鳥達が屯しています。
そこら中に取り出された内臓がごろごろしているので、足元注意。

カナダは、釣り、特にサーモン釣りにはとても厳しいので、
釣り人にはよく知られているこのスポット、
OPENしている間は、ほぼ、監視員が常駐。
川辺に椅子を置いて、帰途に就く釣り人の
クーラーボックスの中身の確認等をしています。
因みに、2008年は、sockeye salmon(紅鮭)が禁猟、
キング・サーモンの持ち帰りは、一人一匹まででした。

因みに我々。
みなさんがキングサーモンをばしゃばしゃ釣上げる中、
なんと、チョウザメを釣上げる事に成功。
それも、立て続けに、二匹。

「毎年ここで釣ってるけど、ここは99%、サーモンだよ!!」
「ミラクルだ!!初めて見た!!」
・・・とは、釣上げるのを手伝ってくれた、熟練釣り人のおじいちゃん&孫の弁。
一生分のミラクル、使っちゃったかも・・・!!
勿論、すぐにリリースしましたけどね。

今年(2008年)、CLOSEが出たのは、9月中旬。
以降は、Chilliwackが良い!!・・・と、聞いたのですが、
残念ながら、HOPE程ではありませんでした(ので、当コラムでもスルー)。
釣り人のみなさま、来年のOPENを待ちましょう。

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