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カナダで働く5つの方法+おまけ

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カナダで働く5つの方法+おまけ

2020/1/13 更新

海外で合法的に働く場合、その国で働くための許可が必要です。

最近、Netflix でお馴染み「テラスハウス」を見てて気になったのですが、舞台となる土地が外国だったシリーズや、参加メンバーが外国人だった場合でも、みんなその土地で普通に仕事したりしてるじゃないですか。 テラスハウスに限ったことではないですが、映画やドラマでなどではごく普通に海外で働くみたいなシーンがあったりします。

これらの場面をテレビを通して小さいころから見続けてると、海外で働くことが、何だかとても簡単なことのように錯覚してしまいがちですが、実はそう簡単なことではありません。 海外で生活したことがある人なら知っていると思いますが、通常自分の国や永住国以外の国で働くためには、就労ビザなど就労することを許可された許可証を持っていなければ合法的に働くことはできません。

カナダももちろん例外ではなく、就労するための許可証が必要です。カナダの場合は、就労の許可証にもいくつか種類があり、またそれぞれ取得方法や条件、そして制限なども異なります。 そこで今回は、一般の日本人が、カナダで働く際に利用できる就労許可証の種類をいくつか紹介したいと思います。

 

ワーキングホリデー

ワーキングホリデー ワーキングホリデー(Working Holiday)、通称ワーホリは、18-30歳までの若者を対象とした制度で、最長1年間カナダに滞在しながら、仕事や学校にも行ける比較的自由度の高いビザです。過去に利用したことがない人であれば基本的には誰でも利用できます。

毎年年末~年始ごろに、その年の定員や参加費などの募集要項が発表され、同時期に募集が開始され、定員が一杯になり次第、締め切りとなります。参加希望者は、まずは応募、そしてランダムで発行される招待状を受け取ったら、ビザの申請に進めるという仕組みのため、抽選という言い方をされることが多いですが、ここ数年、日本人枠については締切りのスピードが非常に遅いため、1年を通して比較的いつでも取得できる状態が続いています。

条件/対象者
  • 年齢が18-30歳
  • 過去に一度も利用したことがない
特徴
  • 最長1年間就労&就学可能
  • ビザの申請の際に雇用主は不要
  • 特別なケースを除き職種の制限はない
  • オンラインで応募&ビザ申請可能
  • 延長は不可
  • 定員がある(ここ数年は6,500人/年)
  • 参加費は $253(バイオメトリックスの登録が必要な場合は+$85)

カナダのワーホリは「International Experience Canada(IEC)」プログラムの中のカテゴリの1つで、実は「Working Holiday」の他にも「Young Professionals」「International Co-op(Internship)」というカテゴリが存在します。ただし日本人の場合はこの内「Working Holiday」のみしか利用できません。

International Experience Canada
www.canada.ca/・・・/work-canada/iec.html

2020年ワーキングホリデー|GoToVanビザ申請ガイド
visa.gotovan.com/wh/

 

学生ビザ(Off-campus)

学生ビザ(Off-campus) 専門学校/大学で6ヶ月以上の専門プログラムを受講する人は、学生ビザのみで、学校に行きながら週20時間までのアルバイトが許可されます。ESLなど語学学校の英語コースは対象外です。 専門プログラムの申込み/受講には特定の英語力が必要となるため、英語力が足りない場合は、最初に語学学校に行き英語力を上げてから専門学校や大学に進学することもできますが、語学学校の期間中は働くことはできません。 時間数が週20時間と少ないこと、また本業でもある学校の勉強が疎かになるようでは、元も子もないため、これはあくまでも就学中のお小遣い、生活費を少し賄う程度と考えた方が良いでしょう。

条件/対象者
  • 移民局指定の専門学校/大学で学位・ディプロマ・サーティフィケート プログラムを受講(ESLは対象外)
  • 6ヶ月以上のプログラム
特徴
  • 最長20時間/週のみ就労可能
  • 学生ビザのみで就労可能
  • 学生ビザの有効期限内で就学期間中に就労可能
  • 職種の内容に制限はない

学生ビザの申請には、学校から発行される「入学許可証(Letter of Acceptance)」が必要となります。入学許可証は通常、申込み&支払いが完了した後に発行されます。学校によっては未払い、または分割払いなどにより一部の支払いだけでも「授業料未払い」という記載が付いた状態で発行してもらうこともできます。

Work off campus
www.canada.ca/・・・/study-canada/work/work-off-campus.html

 

Co-op

Co-op 専門学校/大学の中には、プログラムの一環で実習が含まれるものがあり、この場合は、学生ビザに加え就労ビザの取得が可能です。実習の期間中、受講プログラムに関連する業種で働くことが可能です。これを「Co-opプログラム」「Co-opワークビザ」などと呼んだりします。ESLなど語学学校の英語コースは対象外。そもそも英語コースに実習が含まれることは通常ありません。 実習が含まれるプログラムへの申込み/受講には特定の英語力(中級~中上級など)が必要となるため、英語力が足りない場合は、最初に語学学校に行き英語力を上げてから進学、または各学校が定める英語力を満たしてから申込みとなります。

英語初級の人が3~5ヶ月程度、語学学校に行って得られる英語力でも受講できる学校/プログラムが多いので、難易度はそれほど高くはありません。 ワーキングホリデーの後に、滞在を延長することを目的に、Co-opの含まれるプログラムを受講し、仕事しながら生活費を賄う人も結構います。

受講プログラムが「Off-campus」の条件を満たしていれば、実習前の就学期間中でも週20時間働くことができます。

条件/対象者
  • 移民局指定の専門学校/大学で実習が含まれるプログラムを受講
特徴
  • 就労(実習)可能期間は就学と同じ期間またはそれ以下
  • 学生ビザと就労ビザを同時保持
  • ビザに記載される雇用主はその学校
  • 受講プログラムに関連する職種で就労可能(判断は学校次第)
  • 年齢制限なし

実習が開始されるタイミングにもよりますが、対象のプログラムで学生ビザを申請した場合は、学生ビザと一緒に就労ビザが発行されるのが一般的です。仮に学生ビザのみが発行された場合は、まずは学生ビザで入国し、実習が始まるタイミングに合わせ就労ビザの追加申請を行うことができます。この場合の申請料は無料です。

Co-op
www.canada.ca/・・・/study-canada/work/intern.html

 

ポスグラ

ポスグラ ポスグラ(Post Graduation Work Permit)は、主に公立の専門/大学が対象で、8ヶ月以上のプログラムを受講&修了することで就学と同期間、もしくは2年以上のプログラムの場合は最長3年の就労ビザが取得できます。 上のCo-opと異なり、雇用主が特定されないオープンワークとなりますので、誰にも文句を言われず自分の好きなところで働くことができます。

ポスグラ対象のプログラムであれば通常、同時に「Off-campus」も対象となるため、就学中でも週20時間働くことができます。また、「Off-campus」が許可されている場合は、プログラムを終了しポスグラ申請期間中、フルタイムで働くことができます。

条件/対象者
  • 公立の専門/大学で8ヶ月以上のプログラム受講(一部、私立の同等のプログラムで適用可能)
特徴
  • 卒業後、就学期間と同期間、もしくは2年以上のプログラムであれば最長3年の就労ビザが申請可能
  • 移民(永住権)につなげやすい
  • ビザに雇用主の名前が書かれないオープンワークのため、職種の内容に制限はない
  • 年齢制限なし

公立の専門/大学のプログラムへの申込み/受講には、高い英語力が必要となり、私立の学校以上にハードルが高いと言えます。また、公立は安いというイメージがありますが、それは現地の人向けの授業料で、留学生向けの授業料は、私立よりも高く設定されているのが一般的です。

英語力、費用面共にこの中では一番敷居が高いですが、専門性の高いプログラムを受講したあと、関連する職種で長期間働くことで、そのまま移民(永住権)につなげやすくなります。

格安で公立大学のプログラムを受講し、ポスグラを取得する例
「Sprott Shaw Language College」の「大学進学準備プログラム(3ヵ月)」を修了することで、カナダの名門大学「ビクトリア大学(UVic)(Continuing Studies)」へエスカレーター式に進学することができます。

ビクトリア大学の「ビジネスアドミニストレーションディプロマ(28ヵ月)」は、授業料がかなり安く、しかもポスグラ対象で卒業後、最長3年の就労ビザが取得できます。費用はセメスター毎に支払うことも可能です。

SSLC | Sprott Shaw Language College 学校情報
gotovan.com/schools/view.php?id=37

Post Graduation Work Permit
www.canada.ca/・・・/study-canada/work/after-graduation/about.html

 

雇用主によるサポート

雇用主によるサポート カナダに就労ビザのサポートをしてくれる雇用主がいる場合、就労ビザを取得できる可能性があります。 この場合、就労ビザの申請をする前に、まずは労働局より、LMIA(Labour Market Impact Assessment)と呼ばれる許可を受ける必要があります。労働局では、その雇用主(会社)が特定の条件を満たしているか、職種、ポジションに対して給料が妥当なものか、現地のカナダ人や移民の人への求人活動を十分に行ったかなど、外国人に対してビザを出す必要性があるかどうかを審査します。そして、その許可(LMIA)を受け取ってから初めて就労ビザの申請を行うことができます。

要するに、現地の雇用率低下を防ぐため「なるべく現地の人を雇いましょう」ということです。 そのため、特殊なスキルが必要な技術職であればあるほど就労ビザは取得しやすいということになります。

条件/対象者
  • スポンサーとなる雇用主
特徴
  • ビザには雇用主の名前が記載され、その雇用主以外での就労は不可
  • 期間は通常1~2年で延長可能
  • 年齢制限なし

スポンサーになってくれる雇用主がいなければ何も始まらないという反面、雇用主さえいれば就労ビザの取得のチャンスがあるということです。 たとえば、日本にいながら、または観光でカナダに来て、ビザのサポートをしてくれる雇用主を探し、そのまま就労ビザにつなげることも不可能ではありません。実際僕も過去にそのような人を何人も見てきました。

仕事探し目的のために観光でカナダに来る場合、入国の際にそれがバレないよう、受け答えや荷物など十分気を付けてください。たとえビザ取得までの間、不法労働するつもりがなくても、そもそも観光で入国する上で、就労をチラつかせるのは絶対NGです!

Temporary workers
www.canada.ca/・・・/temporary-residents/foreign-workers.html

 

おまけ(ファミリーメンバーによるサポート)

Pride Parade 2013 最後に、ここではあえて紹介しませんでしたが、カナダの市民権、永住権を持つ人と結婚した場合、または特定の期間、婚約(common-law partner)している場合、その相手にスポンサーになってもらうことで、就労ビザ、もしくは移民(永住権)の申請を行うことができます。相手は、同姓でも構いません。 また、この場合の就労ビザはオープンワークとなり、雇用主や職種の制限はありません。

留学やワーホリでカナダ滞在中に、彼氏彼女ができ結婚、または婚約し、そのまま移民(永住権)を取得している人も実際結構多いので、結婚願望がある人なら、上で紹介した手段を利用しつつ、もしくは観光でカナダに来て現地でパートナーを探すというのも、実は結構現実的な手段だったりします。

ただ、これは雇用主と同様、必ずしも自分の思い通りに動いてくれるかどうか分からないですし、後々裏切られてしまう可能性もあるので、それらも想定した上で慎重に、そしてプランB策も含めて検討しておく方が良いでしょう。

Types of work permits for your situation
www.cic.gc.ca/english/work/apply-who-permit-result.asp

 

以上、カナダで働くための手段の紹介でした。

カナダ、特に人口の多いバンクーバーエリアでは年々ビザ取得の難易度が高くなっていますが、それでも他の多くの国に比べて比較的ビザや永住権の取得がしやすいと言われています。

日本の生活、会社生活に疲れ果てた人は、ビザの条件や難易度がさらに高くなる前に、カナダでの生活、就職を検討してみてはいかがでしょうか。

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