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iPhoneの新機能「デュアルSIM(eSIM)」まとめ
2019/1/14 更新
2018年後半に販売された「iPhone XS/XS MAX/XR」シリーズから、iPhoneでは史上初となるデュアルSIM(eSIM)に対応しました。iPhone以外では過去に Apple Watch S3 や iPad Pro 2 などでも採用されています。
ちょうどオフィス引っ越しで固定電話の番号をどこの電話会社に移行しようか迷っていたので、早速この機能を使ってみようと、iPhone XS を購入しました。
ただし、iPhone のデュアルSIMは、従来のデュアルSIMとは異なり「Nano SIM(従来のSIM) + eSIM」という構成。要するに、SIMカードのスロットは1つで、もう1つは、機種内に最初から埋め込まれた SIM基盤にキャリアの情報を iPhoneの設定で追加するという仕組み。
SIMロックされた機種の場合は両方とも同じキャリアで使用する必要がありますが、SIMフリーの機種であれば、Bell + Fido など別々のキャリアで使うことが可能です。
ちなみに、中国本土、香港、マカオで販売された機種は従来同様、2枚の物理的なSIMカードがスロットに入るように設計されています。
eSIM を利用するために必要な環境は下記の2つ。
仕事用、プライベート用などで使い分ける場合、下記がかなり高ポイントになります。
その状態でけーたい屋(Bellの代理店)に行き、Shaw Cableで使っていた固定番号の番号を Bell のSIMにポートインし、SIMカードを家に帰り早速試そうと思ったところ、スロットが1つしかなく愕然・・・。
その後、すぐに Pacific Centre内のAppleストアに行き相談すると、カナダのiPhone はeSIMによるデュアルSIMだと説明され、ようやく自分の失敗に気づきました。そしてそのまま同じモール内のBellストアに行き、eSIMに変えたいと伝えたところ、2018年12月の時点では、eSIM 契約は新規カスタマーのみで、既存のカスタマーによるSIM → eSIM 切換えはまだ先になるとのこと。そこで、再度愕然・・・。ちなみに現在はできるようです。
その後何度かその Bellストアに最新状況を聞きに行っていたところ、スタッフの1人が「一度、他のキャリアにポートアウトし、すぐに新規カスタマーとしてポートインしたら?」と提案してくれました。その際の $35の新規契約手数料は免除してくれると約束してくれたので、実質かかる費用は別キャリアの分のみ。
なんか行ったり来たりメンドクサイなと思いつつ、ここまで来たらやってみようと決断し、Koodo Mobile のプリペイドを契約。Telus/Koodoの代理店で働く知人に頼み$10で全て対応してくれてとても感謝。
そして、その1時間後に再度 Bell にポートイン。なんだかんだ言って最終的に使用できるようになるまで5時間くらいかかりましたが、無事に使えるようになりました。
細かい話ですが、Shaw Cableで払っていた「Business Phone($39/月)」が、Bell の「市内通話無制限 ($35/月)」になり、月の経費が$4節約になりました。
約1ヶ月この機能を使っていますが、今のところ不具合や不便なところは全くなし。アドレス帳なども1つで良いし、1つの携帯端末で複数の番号を持てるのは、思った以上に便利です。
eSIMに対応するカナダ国内外のキャリアも増えてきていますし、SIM代もかからず、携帯端末のスロットにSIMを入れる作業必要ないので、今後オンラインで購入しその場で使えるようになるようなサービスも増えてきそうですね。
eSIM でデュアル SIM を活用する(Apple公式)
support.apple.com/ja-jp/HT209044 (日本語)
support.apple.com/en-ca/HT209044 (英語)
eSIMをサポートしている通信事業者
support.apple.com/en-us/HT209096
けーたい屋(日本人向け携帯電話代理店)
www.ketaiya.com
JK Connected Enterprise(日本人スタッフのいるTelus/Koodo代理店)
www.canada-mobilephone.com