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The George C. Reifel Migratory Bird Sanctuary (ライフェル野鳥保護区)
2010/4/26 更新
バンクーバーからは車で 1時間程度、フレーザー川(Fraser River) 河口の中心の島内にある、カナダで最も人気のあるバードウォッチングサイト「ライフェル野鳥保護区(George C. Reifel Migratory Bird Sanctuary)」。
園内には、池、干潟、トレイルがあり、一番奥にある展望台までは、約1.5km で、歩いて大体 1時間~1時間半程度で一周することができる。
この地区では、ハクガン(Lesser Snow Goose)、カナダヅル(Sandhill Crane)、カナダグース(Canada Goose)、ハクトウワシ(Bald Eagle)、ハヤブサ(Peregrine Falcon)、アメリカワシミミズク(Great Horned Owl) などなど、268 種類以上の鳥が観察されていて、それ以外にも非常に珍しい鳥が時々現れるらしい。
大人 $4 を支払い入園し、池を囲う形のトレイルを進んでいくと途中、いろいろな種類の鳥を身近で観察する事ができる。また、鳥に気づかれずに観察しやすいよう、のぞき窓が付いた観察小屋も何棟かあるので本格的なバードウォッチングができる。
そして、入口から一番離れた北西の角にある高さ約10m の展望台まで行くとそこからは、フレイザー川河口や、バンクーバーの景色などを楽しむことができる。
日本人にはちょっと珍しい園内でも人気者 カナダヅル(Sandhill Crane) が、トレイルに現れる事も多く、餌をあげると寄ってきたりします。
[各季節に観察可能な鳥たち]
3月 - 4月
ハクガン(Lesser Snow Geese) がこの地区へ戻ってきて、夏に向けてロシアへ旅立つ。3 月には何百羽というヒメハマシギ(Western Sandpiper) がフレイザー川河口に立ち寄り、この保護区の池で採食。
更に、この季節には鷹やハクトウワシ(Bald Eagle) そしてアシカ(Harbour Seal)、アザラシ(Sea Lions)、ミミヒメウ(Double-Crested Cormorant)、また、サケ(Salmon) やその他の魚の群れを追ってやってくる野生動物を観察できる。
夏の終わり
シギ・チドリ類が入り江や干潟を訪れる。この季節は キアシシギ(Greater/Lesser Yellowleg)、オオハシシギ(Long-billed Dowitchers)、ヒメハマシギなどが観察できる。
10月 - 12月
カモ、ガン、ハクチョウといった水鳥の大群を見るのに最適の季節。
冬越しのために南へ向かう多数の水鳥が栄養補給のためこの保護区に立ち寄る。
また、みどころでもある、何万羽の ハクガン(Lesser Snow Geese)が到着するのもこの季節。
冬季
手に置いた餌を食べるほど人によく慣れた、マガモ、アメリカコガラ(Black-Chapped Chickadee)を観察できる。また、夜には小型の アメリカキンメフクロウ(Saw-whet Owl)、そして、畑や湿地ではナキハクチョウを観察する事ができる。
また、この保護区で営巣する、マガモ、カナダガン、カナダヅルは一年を通して観察可能で、それ以外にも、コマツグミ (American Robin)、ツバメ(Barn Swallow)、ハシナガヌマミソサザイ(Marsh Wren)、ハゴロモカラス(Red-Winged Blackbird)やスズメの多くもこの保護区で営巣することが多いため観察可能だ。
園内の雰囲気は動画でどうぞ。
George C. Reifel Migratory Bird Sanctuary
Web: http://www.reifelbirdsanctuary.com/
住所: 5191 Robertson Road Delta BC V4K 3N2
電話: 604-946-6980
入場料: 大人 $4 / 子供(2-14 才) $2 / シニア(60 才) $2
営業時間: 9am - 5pm (4時以降は入園不可)