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SIM カード と SIM フリー携帯電話事情
2009/3/10 更新
最近、日本の携帯電話ってすっごい進化してますね!!
数年前、カメラやその他様々な機能がどんどん組み込まれ、一旦小さくなってきていたと思われた携帯がちょっと分厚く、大きくなりかけてきていたよう気がするが、最近、カメラなどの画素数は普通のデジカメに近づきながら、携帯自体はかなり薄く小さくなってきている。
更に、テレビの視聴、録画、また、GPS やら 防水やらの機能が当たり前。
正直、もうついていけません・・・。ワンセグ って何だよ~って言ってた辺りでもう終ってますね。
こっちの最新の携帯と比べてしまうと軽く 5年以上の時差を感じます。
そんな携帯大国日本の携帯電話を、ここカナダでも使いたいと思う人が居て当然。特に、バンクーバー周辺は中国人の多い都市。日本の物が好きな中国人が目をつけないわけがない。
実際、バンクーバーの隣町リッチモンドにある Aberdeen Centre というモールの中には、日本の携帯電話を普通に売っている店が 2店舗もある。
ちなみに、これらの店に売っているのは全て SIM フリー と呼ばれている携帯電話。
通常、Docomo で購入した携帯電話は、そのまま SoftBank に持って行っても利用できません(一部の端末を除く)。これは、各社が自社の販売する機種に対して SIM ロック というロックを機種自体にかけているからです。
そして、この事情はカナダも同様で、例えば Fido で携帯電話を購入し、それを Bell などに持って行っても使う事ができません。
ただ、もし携帯電話にこの SIM ロックがかけられていなければ、GSM(Global System for Mobile Communications) 方式を採用している携帯メーカーの元で、そのまま SIM カードを差し込めば利用可能になるという事。
しかしこの SIM フリーの携帯ですが、制限がない分非常に高価!!
例えば、この店に売られていた Docomo の N シリーズ $1000、F シリーズ $800 と、i-Phone の $800 と同等、またはそれ以上。それでも購入している人はいるようなので、日本の携帯電話の人気を実感します。
ちなみに、当然ながら、テレビ機能はもちろん GPS や i-mode などのサービスは一切利用できませんので、高価な割にはあまり使えないかもしれません。
ただ、安いものなら $180 から売っていたので、何でも良いから SIM フリーの携帯が欲しいという人は是非見行ってみましょう。
がしか~し!!そんな状況をひっくり返すかのように、最近マニアの中?で人気?の SIM ロック解除アダプター!! という代物が販売されている。
この アダプターに SIM カードを装着し、SIM ロックのかかった携帯電話に差し込む事で、SIM カードと携帯電話機種の間の通信過程を何とかする事で利用できるようにしてしまうという、またまた中国からの攻撃である。
ただし、全ての携帯電話に使えるわけではないようだが、このアダプタも様々な種類が販売されているようなので、今後どのように変わっていくか楽しみだ。
ちなみに、日本ではこのアダプターが、2000~3000円前後で売られているようだが、リッチモンドの店などでは当分 $80 前後で売られる模様。
これを利用すれば日本で使っている携帯をそのまま海外に持って来て、現地の料金プランを利用する事ができ、機種をわざわざ購入しないで良いわけだから、今後の携帯事情が変わるかも??いや。変わらないか・・・・。