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プラスチック製100ドル札流通開始
2011/11/26 更新
Bank of Canada Governor Carney
“Safer, cheaper and greener: these new bank notes are a 21st-century achievement in which all Canadians can take pride and place their confidence.”
カナダの紙幣は2001年から2011年まで“Journey Series”を採用していましたが、
2011年末から徐々に“ Frontier Series”に移り変わります。
その新紙幣の流通が2011年11月14日からいよいよ開始。
まずは100ドル札から始まったのですが、
なんとこの紙幣、最早“紙幣”ではありません。
実は“プラスチック”製のお札になったのです
(オーストラリア、ルーマニア、ベトナム、メキシコ等もプラスチック製)。
①デザイン。
カナダ初のポリマー素材。
色はJourney Seriesと変わらずブラウンですが、
今までよりも若干緑がかった色になるようです。
●表●
基本デザインはJourney Seriesと変わらず。
中心部分はカナダの第9・10代首相 Sir Robert Bordenの右顔。
前シリーズよりもやや写実的に描かれています。
透かしはメイプルリーフ&小窓の2箇所。
小窓部分は、上にBordenの写真、下に国会議事堂。
●裏●
~Journey Series~
カナダの地図(新旧)。人工衛星。カヌーとコンパス。
Miriam Waddingtonの詩「Jacques Cartier in Toronto」の一節。
~Frontier Series~
医療研究⇒DNAの二重らせん構造。インシュリンの薬瓶。
②耐久性。
プラスチック紙幣は紙の紙幣の2.5倍長持ちするそうです。
しかもリサイクル可能。
安価な上に環境に優しいとされています。
③最新技術を駆使した偽造対策。
・表面は滑らかですが、文字やBordenの肩の部分がインクが盛り上がっている。
・国会議事堂部分は、見る角度によって色が変化(ホログラフィー技術)。
・透かし部分の中央には数字が描かれ、その一部は反転している。
・メープルリーフには「秘密の番号」が埋め込まれている。
このFrontierシリーズ、
50ドル札は2012年3月、20ドル札以下の小額紙幣は2013年後半の発行を予定しています。
詳しくは下記リンクをどうぞ。
【Bank of Canada】
http://www.bankofcanada.ca/2011/11/press-releases/bank-canada-issues-100-bill-first-canadian-polymer-bank-note/
【YouTube】
Look at the innovative security features and design of the new $100 polymer note.
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=7chpllnU-To#!