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北米唯一！健康と癒しの新定番「陶板浴（とうばんよく）」をバンクーバーで体験
2025/1/3 更新
北米で唯一「陶板浴（とうばんよく）」が体験できるお店が実はバンクーバーにあったのです。お店の名前は「Toubanyoku Wellness（陶板浴ウェルネスセンター）」。
2020年初旬にオープンしたものの、その後すぐにコロナ時代に突入してしまい、知る機会を逃してしまった人もいると思います。僕が友人に誘われ人生初の陶板浴に挑戦した時の感想と陶板浴の基礎知識も一緒に紹介します。
陶板浴の初体験
僕は陶板浴は初挑戦。にも関わらず事前リサーチも一切せず、全く無知の状態で体験してきました。室内は、サウナほど暑くないカラッとした暑さ。例えるならラスベガスに似た体感でしょうか。部屋には森にいるような癒し系BGMが静かに流れていて、とてもリラックスできる環境です。
暖かいタイルの上に持参のバスタオルを敷き横になります。サウナほど暑くないため、それほど辛い感じはありません。一緒に来た仲間の一人は経験者ということもあり、本を持ち込み読書。中にはイビキをかいて寝ていた人もいたほど。
身体の芯から温まってくるのが分かります。暑過ぎないとはいえ、時間が経てば汗もかきはじめます。サウナと同様にとにかく汗をかくことが目的だと勘違いしていた僕は、スタッフが呼びに来てくれるまで退室してはいけないのだと思い込んでいて、約１時間半、一度も部屋を出ず汗だくになってしまいました。サウナほど暑くないだけに、我慢すれば長時間居れてしまうのです。しかしこれは完全に間違った入浴方法です。
本来陶板浴では、汗をかくのを避け適度に室外に出ることが推奨されているのです。
その代わり、１時間半ぶりに部屋を出たときの快感は最高で、そのまま冬の寒い店外に飛び出したい気持ちでした。その後しばらくの間、身体がポカポカしていたのを覚えています。
身体を温め血行を良くすることは、免疫力を上げ自然治癒力を高める基本中の基本。家で湯船に浸かることが簡単ではないカナダ生活で、身体を芯から温めることができる数少ない方法の一つ“陶板浴”は非常に貴重な存在だと感じました。
陶板浴とは
「陶板浴（とうばんよく）」とは、サウナよりも少し低温（約40度〜42度）に保たれた部屋で、温められた床の陶板（床タイル）に横になり温熱効果を得る入浴方法です。
陶板浴室内に使われている陶板は約45度〜50度と室温よりも高く、逆に湿度は低く保たれています。カラッと乾燥している室内環境では汗をかきにくく、呼吸もしやすいため、身体への負担が少ないのが特徴です。サウナのような高温・高湿が苦手な人も安心して利用することができます。
似たような入浴方法として「岩盤浴（がんばんよく）」がありますが、岩盤浴の場合は高温高湿のサウナに近い環境で、温められた岩盤（石）の上に横になるため、かなりの発汗作用があります。岩盤浴はそもそも汗をかくことが目的のため、体への負担も大きく、陶板浴とは全く異なる入浴法と言えます。
陶板浴の室内
陶板浴の部屋の内装には、「珪藻（ケイソウ）」から作られた有害化学物質を含まない壁材が使用されていて、酸素やマイナスイオンたっぷりの、まるで森林の中のような良質な空気環境が保たれています。また床の陶板は、酸化防止剤が豊富に含まれている「珪藻土（ケイソウド）」と、珪藻からできている溶液を混合したもので作られています。
- 珪藻（ケイソウ）植物プランクトンの一種
- 珪藻土（ケイソウド）珪藻の死骸（珪藻殻）が海や湖の底にたまり化石になったもの
珪藻からできている溶液には、酸化を減らし有害化学物質を分解する効果があり、抗酸化作用を高める働きがあると報告されています。 また、この調合溶液を生産する過程は３年間もの時間を要し、その過程の中で多くの必須ミネラルが栽培されていきます。 そのため、この温められた陶板の上にいるだけで様々な効果が期待できるというわけです。
陶板浴の効果とは？
代表的な効果としては下記のようなものが挙げられます。
- 酸化ストレスの低減さまざまな健康障害を引き起こす、活性酸素・フリーラジカル（不対電子をもつ原子／分子）を低減します。 活性酸素・フリーラジカルが過剰に作られた状態が長く続くと、細胞が傷つき、早い老化や病気になりやすくなります。
- 毒素分解・排除温められた抗酸化作用をもつ陶板の床と、酸化防止剤溶液でコーティングされた壁の特別な室内環境で横たわることによって、環境汚染物質によって引き起こされる活性酸化ストレスを排除します。
- 免疫力の向上温浴効果により温まった血液中の白血球を増加させると、体の免疫力が向上します。また同時に抗酸化物質を体内に取り入れることができ、本来の自然治癒力を目覚めさせることができます。
体温が 1度上昇すると免疫力が最大で5〜6倍上昇すると言われています。
その他、陶板浴には、アンチエイジング、不眠、ダイエット・体重減少、アレルギー、血行改善、糖尿病、スキンケア、癌改善などの効果もあると言われています。
常連のお客さんの中には、癌宣告をされたものの、病院での治療は避け、自然治療を目指し目覚め行いその一環として陶板浴に定期的に来ている人もいるそうです。
入浴方法
- 陶板浴に入る前水分補給用の良質な水と、タイル上に敷く用のバスタオル、汗を拭く用のタオルを用意します。
- 陶板浴の部屋へタイルの上にバスタオルを敷き、そのうえで仰向けに寝ます。汗をかくと体温の低下につながり、ベネフィットが失われてしまうため、クールダウンのため適度に部屋の外に出ます。
- 陶板浴の後肌の保湿や身体を温かく保つために、すぐにシャワーを浴びないことがポイントです。
店舗情報
Toubanyoku Wellness（陶板浴ウェルネスセンター）は、オーナーさんはじめ、スタッフ全員日本人なので、日本語で気軽に利用することができます。
Toubanyoku Wellness（陶板浴ウェルネスセンター）
1722 Kingsway Vancouver
604-687-3319
火 － 水： 12pm - 7pm （ラストセッション 5:30pm）
木、金： 1pm - 9pm （ラストセッション 7:30pm）
土：12pm - 8pm（ラストセッション 6:30pm）
日：11am - 5pm（ラストセッション 3:30pm）
月： 休業
料金
入力時間は1回45分単位となります。
| 回数 | 通常料金 | キャンペーン料金（無期限） |
|---|---|---|
| 1回 | 2回で $25 | |
| 10回券 | $100 |
| レンタル品 | 料金 |
|---|---|
| タオル | $5 |
| 入浴着 | $10 |
| タオル＆入浴着 | $12 |
レンタル品は数に限りがあります。
