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100年ぶりの大ピーク? サーモンの溯上 - Adams River
2010/10/10 更新
毎年この時期になるとサーモンが産卵のために生まれた川に戻ってくるため、BC州の多くの川に観客や釣り人が集まる。
このサーモンの溯上は 4年に一度産卵のピーク(ビック・ラン - Dominant Year)を迎え、今年2010年はその 4年に一度の年。オリンピックと同じ年にピークを迎えるという事ですね。
しかも、今年については 1913年以来の大ピークという事で、約2500万匹のサーモンが溯上すると言われている。
BC州には、サーモンが遡上する川が約2000本あると言われているが、その中でも一番有名な川が、オカナガンエリアにある「Adams River - アダムス・リバー」。今年はこの川に少なくとも 900万匹のサーモンが戻ってくるそうだ。
そんなサーモン溯上のスーパーピークを見ようと、この辺ではベストなポイントと言われる Kamloops の更に先にある「Roderick Haig-Brown Provincial Park (ロデリック ヘイグ-ブラウン州立公園) 」に行ってきた。
今回行ったのは下記の 2箇所。赤いエリアが一番観光客が多い場所で、青いエリアは人が少なくじっくり見るには最適。
という事で、まずは 地図の青いエリアから。
このエリアにはあまり観光客はいないが、いくつか川に降りれるポイントがあり、最初に発見した小さな橋の下の川に降りてみた。
小さい川の割にはそれなりに多くのサーモンたちが休憩?していたので、間近でじっくりと真っ赤に染まったサーモンたちを見学することが出来た。
そして次のポイントは・・・
道路から川までは結構急な崖を下っていかなくてはならないところで行くのはちょっと大変。
そこにはちょっとした滝のような、流れがかなり急なところがあり、水の勢いの弱い川端を通過しようとするサーモンたちが順番待ちをしている。さすがサーモンっ!賢いっ!
その流れの急なところを突破すると今度は水深の浅い難関が待っている。
一難去ってまた一難といった感じ。
浅すぎて動けなくなったたくさんのサーモンたちが力尽きて死んでいる。
まぁ長い道のりを考えたらこんなの大した難関とは言えないのかもしれないが・・・
更に、この場所には鋭利な刃物で真っ二つにされたサーモンの死体が大量に積まれていて、最初クマの仕業かと思っていたが、どうやらこれはサーモンのお腹に詰まっている「イクラ」を狙った人たちの犯行のようだ。せっかく卵を生みにはるばるやってきたのにこんなところで切られるとは・・・・うぅぅ切ない・・・・。
でもサーモンもイクラも大好きで食べている自分に、この行為を否定する資格はない・・・(悲)。
そんな悲しい光景を背に、今度はこの辺で一番観光客が集まる有名なエリアに向かってみた。
近くまで来たら既に駐車場待ちの車で大渋滞でしかも駐車場代も $3 と有料!!
でもさすが人気の場所と言うだけあって、かなりの数の観光客がサーモンの溯上を見ようと集まっている。
周辺にはいくつか出店もあり、そのいくつかの店ではなんとっ!サーモンの BBQ まで販売しているではないかっ!!この状況でサーモンを食べたいと思う人がそんなに居るのだろうか・・・。
と言うのも、このあたりの川には力尽きた相当の多のサーモンが死んでいて、周辺は死んだ魚の生臭い匂いがプンプン・・・。特に刺身は食べる気がしませんでした・・・。
という事で、サーモンの動きはこちらの動画でどうぞ!!
Roderick Haig-Brown Provincial Park
(ロデリック ヘイグ-ブラウン州立公園)
Web: http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/explore/parkpgs/roderick/
Tel: 250-955-0861
Email: shuswaplakepark@lakecable.ca