バンクーバー専門
ワーホリ・留学・旅行 に役立つ総合情報サイト

留学・ワーホリにかかる本当の費用

この記事は最終更新日から 8年以上が経過しています。

留学・ワーホリにかかる本当の費用

2016/1/6 更新

目次

バンクーバーへの留学やワーキングホリデーを検討している人からよく聞かれる質問の一つ。
現地での生活費はいくらかかるのか」「一体いくら準備すれば良いのか」。

初めての海外留学やワーキングホリデーの場合、テレビや雑誌に載っているような大手留学エージェントなどの專門機関に費用を支払い、ビザの申請や学校の申込み、ステイ先の手配、現地での手続きや生活をサポートしてもらうのが普通だと思っている人が実は多いと思います。

すると結果、何十万円ものサポート費用と何百万円もの学費や生活費が必要だと錯覚させられ、せっかくの計画が非現実的なものとなってしまうわけです。
しかし、それら見積もりの内訳を見てみると“全く不要なもの”、“現地のエージェントでは無料で提供しているもの”、“自分で簡単にできてしまうもの” も多く、さらに、学費など実際にかかる費用にさらに手数料を上乗せしていることも少なくありません。

これらをしっかり見分けることができれば、留学やワーキングホリデーの費用をかなり抑えることが可能となります。


実際にかかる費用

それでは、果たして一体バンクーバーへの留学やワーキングホリデーには一体いくら準備すれば良いのでしょうか。語学学校の費用や航空券、海外旅行保険代、そして現地での生活費などにかかる費用を下記にご紹介します。
イメージしやすいようにカナダドルを円に換金して表示しています($1 = 100円計算)。


往復航空券
費 用: 15万円(オープン往復航空券)
帰国日が未定、または変更となる可能性がある場合、そして最長でも1年以内に一時帰国含め日本に帰る場合はオープン航空券が無難。


海外旅行保険
費 用: 1万3千円 / 1ヶ月
一般的な補償内容、補償金額の場合の平均額。1年間の場合はおよそ 15万6千円。補償内容や補償金額は衰えるが現地の旅行保険でさらに安く済ませることも可能。


語学学校
費 用: 15万円(授業料、教材費、入学金含む) / 1ヶ月のフルタイム
学校によっても費用は異なり、期間が長くなるにつれて1週間あたりの単価は安くなる。時期や利用する留学エージェント(GoToVan含む)によってはキャンペーンなどが適用されさらに安くなる可能性あり。3ヶ月の期間の平均はおよそ 35万円。


家 賃(シェアハウス)
費 用: 5万5千円(光熱費、WiFi含む) / 1ヶ月
ダウンタウンから電車やバスで15分~30分など郊外のシェアハウス個室の平均。
ホームステイの場合は3食付きで7万5千円~8万円が平均。


食 費
費 用: 2万円 / 1ヶ月
自炊した場合の平均額。自炊が得意で少食であれば半分くらいに抑えることも可能。


交通費
費 用: 1万円 / 1ヶ月定期券
バンクーバー市内の郊外に住んだ場合にかかる交通費(1ゾーンエリア)。


その他、必要に応じて旅費、交遊費などを想定しておくと良いでしょう。

 

ホームステイに滞在しながら3ヶ月の語学留学

上記を参考にした場合、3ヶ月の語学留学にかかる費用は下記のようになります。

航空券: 15万円
海外旅行保険: 3万9千円
語学学校: 35万円
ホームステイ: 24万円
交通費: 3万円
-------------------
合計: 80万9千円

 

最初の3ヶ月ホームステイ+学校に行かず仕事をしながら1年滞在

ワーキングホリデーである程度英語力がある人、もしくは英語の勉強を目的にしていない人など学校に行かない場合はさらに予算は低くなります。
下記は航空券と海外旅行保険1年分、そして最初の3ヶ月間分の生活費の目安です。3ヶ月の猶予がありますが、早く仕事を見つければさらに費用を抑えることができます。

航空券: 15万円
海外旅行保険: 15万6千円
ホームステイ: 24万円
交通費: 3万円
-------------------
合計: 57万6千円

 

究極の低予算でワーキングホリデー

とにかく低予算で海外生活だけでもしたいという場合、海外旅行保険を現地の安いものを利用し、1ヶ月以内に仕事を見つけることで、下記の費用だけで希望の期間滞在することができます。

航空券: 15万円
海外旅行保険: 5万4千円
ホームステイ: 7万5千円
交通費: 1万円
-------------------
合計: 28万9千円

 

ちなみにワーキングホリデーで仕事をする場合、週5日フルタイムで働けば手取りで12万円~15万円、レストランなどチップが貰える仕事であれば 20万~25万円、またはそれ以上稼ぐことも可能です。


留学エージェントに支払うサポート費用の必要性

このように、実際にかかる費用の内訳を見てみると、それほど多額の予算は必要ないということが分かります。

また、少なくともバンクーバーに関しては銀行口座の開設や携帯電話の契約、病院の受付けなどでも日本語が使えるところがある上、ほぼ全ての語学学校に日本人スタッフが常駐していているため、日本語だけで生活の基盤を作ることができます
しかも、バンクーバーには多くの日本人向け留学エージェントがあり、そのほとんどは学校紹介による学校からの紹介料(コミッション)だけで運営しているため、サポート費用などの追加料金一切なしで学校紹介や生活相談、オフィス利用などの現地のサービスを利用することができてしまいます。仮に深刻なトラブルが起こった場合であれば現地の日本総領事館が対応してくれます。

そして出発前の航空券や海外旅行保険の購入など、日本国内での手続きに関しては自分自身で解決できることなのでそもそもサポートは必要ありません。

利用する留学エージェントから “有料サポート”を提示・提案された場合は、しっかりとその詳細を確認し“本当に必要なサポートなのか”、また“内容が金額に見合っているか” などをよく見た上で検討してください。

これから言葉も文化も異なる、友達も家族もいない環境で生活を始めるわけですから、少なくとも日本にいる間の準備や手続きなどは最初の関門だと思って、そして現地での手続きに関しては勉強だと思ってできる限り自力でこなすことをお勧めします。
自力で行う行為”は、費用を抑えられるだけでなく自分自身の経験値につながるため、結果的に節約した費用以上の価値となります。

コメント