バンクーバー専門
ワーホリ・留学・旅行 に役立つ総合情報サイト

バンクーバーでの部屋探しと注意事項

この記事は最終更新日から 12年以上が経過しています。

バンクーバーでの部屋探しと注意事項

2011/9/29 更新

目次

毎年多くのワーホリ(ワーキングホリデー)、留学生、旅行者などが訪れる、世界一住みやすい都市と呼ばれるバンクーバーだが、みなさん現地での滞在場所は一体どうしているのでしょう。

今回は、バンクーバーでの賃貸事情、滞在先の探し方、注意事項、探す上で必要な予備知識について説明します。

まず、旅行・観光者など数日の短期滞在を目的に来ている人については、ホテルに滞在する事がほとんどなので、自身で滞在場所を探す必要に迫られるようなことはまずないでしょう。

次に、留学、ワーホリの方で、留学エージェント(斡旋業者)を利用している人についてですが、このケースの場合は、食事付きのホームステイを選択、または、勧められている人がほとんどと言って良いかもしれません。
ちなみに、バンクーバーのホームステイの相場は大体 $700~$750 だが、エージェントや学校など仲介業者が間に入っている場合は、紹介料として $100~$300 程度が発生し、毎月の家賃についても仲介業者が上乗せしている事が多いため、比較的割高になる場合が多いです。



それで、上記に当てはまらない、中~長期の滞在を目的とした人についてですが、
この場合、どのようなところに住みたいかによって探し方が異なってきますが、ほとんどの場合、インターネットなどのクラシファイド系の Webサイトで探すことが可能です。

ただ、それらの掲示板の中では頻繁に特殊な用語が出現するので、まずはそれについて説明します。

R (Rent):
家賃/月
D (Deposit):
デポジット (退出時に返金 / Rent の半額が普通)
T/O (Takeover):
引継ぎ品 。テレビ、ソファ、ベッドなど前の人が使用していたものを次の入居者に売る
Furnished:
生活に必要な最低限の家具付き (⇔ Unfurnished)
NP (No pets ):
ペット禁止
NS (No smoking):
禁煙
ND (No drugs):
ドラッグ禁止 (No drinking を示す場合もある)
Condo
(Condominium):
コンドミニアム、日本のマンションに相当する集合住宅で各ユニットにオーナーがいる
Apartment:
アパートメント、日本のアパートと同じ集合住宅で、建物自体の持ち主(管理社)と契約して通常月額の費用を支払って借りる
Bachelor:
バチェラー(ワンルーム) 1人暮らしに最適なサイズの部屋
1BR (1Bedroom):
ワン ベッドルーム 1つのベッドルーム+リビングルーム
2BR (2Bedrooms):
ツー ベッドルーム(ス) 2つのベッドルーム+リビングルーム
3BR (3Bedrooms):
スリー ベッドルーム(ス) 3つのベッドルーム+リビングルーム
Den:
大きさによっても利用目的は異なるが、小さなスペースの場合は書斎やストレージなどとして使用することが多い
Solarium:
日を取り入れ易いように設計された、天井がガラス張りとなっているようなスペース

また、部屋探しの掲示板などを見ていると必ず目にする、「ルームメイト」、「シェアメイト」、「ルームシェア」、「貸し部屋」など似たようなタイトル。
初めて見る人には何を指しているのか、また、何がどう違うのかが分からないかもしれません。ただ、これについては日本語の場合と英語の場合、また、書く人によっても表現方法が異なったりするので、正確に振り分けるのは難しいかもしれません。

ただ、下記のように認識しておけば一般的には大丈夫かと思います。

ルームメイト
(Roommate):
日本語だとシェアメイト、ルームシェアなどという場合もあるが、多くの場合、アパート等の1室を数名でシェアする形を言う
シェアハウス
(Share House):
オーナーが保持する一軒家やコンドミニアムの1ユニット内の各部屋を、家具付きとして運営する形を言い、オーナーは同じ家には住まないケースが多い
貸し部屋
(Room Rental):
オーナーが保持する、または住む物件の家具付きの余った部屋、またはベースメント(地下)を貸し部屋として運営する形。オーナーが同じ家に住んでいる場合も多い
サブレット(Sublet):
短期~長期の旅行や出張など留守の間、家具付きの状態で一時的に又貸しする形。家具や生活用品が揃っているので便利だが、貸す方も借りる方も信用が大事

用語について理解できたら次は実際にお部屋を探す方法についてですが、バンクーバーには日本語を含めたクラシファイド系の新聞やインターネットの Webサイトがたくさんあり、ほとんどの人はそれらを利用しています。
またそれ以外にも、街中にある掲示板のポスターを探したり、アパートの「Vacancy(空室あり)」の看板を探して直接マネージャーと契約をする事もできます。
ただし、アパートを自分の名義で直接借りる場合、最短でも1年以上の契約が必要だったり、また、家具の購入・移動はもちろん、電気やインターネットの契約も全て自身でやらないといけない場合が多いのである程度覚悟が必要です。

一方、掲示板などで気になるところを見つけたら、まずはメールや電話で連絡をすることになりますが、英語に自身がない場合は理解しやすいメールで連絡しておくと良いでしょう。
その後、お互いの都合を確認し、見学の日時を決め、実際に部屋を見に行くことになります。

不特定多数の人が利用するインターネットの掲示板などを使う場合、特に注意しなくてはならないのが「詐欺」。
特に北米で一番有名なクラシファイドサイトでもある「craigslist」については、情報量は他のサイトと比べものにならないほど多いが、同様に「詐欺」の被害に遭う人も多いので注意が必要です。
例えば良くあるのは、「今他の国にいて、部屋を見せることができないから、デポジット(保証金)を払ってくれれば鍵を郵送する」などと言ってくるケース。
それ以外にも「実際に家まで行って見学し、即決してデポジットを支払ったが、実はその人はオーナーじゃなかった」など手の凝ったケースもあるようなので、お金を支払う状況になった際には、知合いなどがいれば一度相談してみるなど慎重に判断しましょう。

見学した時には、「何ヶ月以上の契約が必要なのか」また、「家賃に含まれるもの(家具、インターネット、電気代、ヒーターなど)」などは最低限確認しておくことを忘れないようにしましょう。
また、日系の掲示板などでよく見る「T/O(Takeover)」という使用済み家具などの売買についてですが、これは主にダウンタウンのアパートの引継ぎにおいて日本人、韓国人などの間で一般的になっている形態で、入居する際に支払った T/O 額よりも高い金額で売ろうとする人も多く、何度も引き継ぎが行われた結果、本来の額以上の高額な金額になってしまっている場合もあるので、後々大損してしまわないよう、T/O に含まれるもの、またそれらが本当にその T/O額の価値があるのかを見定めましょう。


そしてもし見学したお部屋が家賃などの条件も気に入って、是非住みたいと思ったら、通常は管理側が用意する「申し込みフォーム」のようなものを記入し、それをその管理会社、または管理者に FAX や EMail にて提出し審査され、数日以内に結果が知らされる事になる。
日本語の掲示板などでは、見学した人の中から”早く決めた人&デポジットを先に支払った人”を優先するという形式が一般的だったりと、利用するサイト、または管理する人によってルールも異なるということも知っておこう。


バンクーバーでの短期・長期向けの家探しに便利なサイトをいくつか紹介しますので是非利用ください。


craigslist
http://vancouver.en.craigslist.ca/
北米最大のクラシファイド掲示板

Kijiji
http://vancouver.kijiji.ca/
craigslist より少し見やすい eBay が運営する巨大掲示板

Homestay Finder
http://www.homestayfinder.com/
全国のホームステイ情報が満載

Jpcanada
http://www.jpcanada.com/
日系のコミュニティサイト

Airbnb
http://www.airbnb.com/
世界中の貸し部屋、サブレットが検索できる(短期向け)

CouchSurfing
http://www.couchsurfing.org/
世界中の登録されたメンバーの家に無料で宿泊できる(短期向け)

 

コメント